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J-GLOBAL ID:201102257561282588   整理番号:11A0145705

細胞外高分子物質が好気性粒状スラッジの沈殿能力へ与える影響

Impact of extracellular polymeric substances on the settlement ability of aerobic granular sludge
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巻: 31  号: 14  ページ: 1601-1612  発行年: 2010年12月14日 
JST資料番号: C0125B  ISSN: 0959-3330  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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好気性粒状スラッジ(AGS)の不安定性は主として繊維状の成長により引き起こされ,この成長には細胞外高分子物質(EPS)が寄与する。EPSは緩く結合したEPS(LB-EPS)と強く結合したEPS(TB-EPS)に分類される。本論文では,これら2種類のEPSがAGSの沈殿に及ぼす影響を調べると共に,好気性粒子の不安定性の改善を目的とした。実験では,直径7cm,高さ125cmの容器に好気性スラッジを入れ,模擬廃水を流入させた。実験を開始してから約60日間で粒状スラッジが消滅するため,60日ごとに活性スラッジを補給しながら,3回の実験を行った。測定項目は汚泥容量指標,COD,アンモニアイオン濃度,揮発性浮遊物質中の蛋白質と多糖類およびその比(PN/PS)であった。本実験より,下記の結論を得た。LB-EPS中の蛋白質濃度は多糖類の濃度より大きかった。好気性粒子のTB-EPS中の最も高い蛋白質と多糖類の濃度は最良の沈殿能力を達成した。LB-EPS中のPN/PSはTB-EPS中のPN/PSより高かった。スラッジの表面における高いPN/PSはスラッジ構造の安定性に有利である。これに対して,内部構造における低いPN/PSは内部構造の構築に多糖類が重要な役割を演じることを意味する。最良の沈殿能力を持つスラッジは最も高いTB-EPS含有量であったが,最も高いLB-EPS含有量は沈殿能力を低下させた。EPSの分布はAGSの構造的な安定性において決定的な役割を演じた。
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分類 (2件):
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下水,廃水の生物学的処理  ,  各種物理的手法 
タイトルに関連する用語 (4件):
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