抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本報告はため池データベース,氾濫解析機能,および防災情報発信機能を有する「ため池DBハザードマップ作成システム」についての概要と,本システムを利用した地域でのため池危機管理への取組みを紹介するものである。本システムはため池の情報を集約した「ため池データベース」機能が主な機能であるが,「氾濫解析」機能として既存データを利用することにより,簡便かつ低コストで氾濫解析が可能であり,この結果によりハザードマップが作成できる。さらにリアルタイム気象情報を利用してため池の災害予測が可能なシステムである。災害の発生が予測される場合には防災情報の確実な伝達,および的確な避難行動が可能になる。本システムはいくつかの地方自治体で導入されているが,さらに農政局・県・市町村などに普及が図られつつある。具体的事例として,京都府でのため池危機管理への取組み事例を紹介する。(著者抄録)