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J-GLOBAL ID：201102257840033105   整理番号：11A0865577

金属フタロシアニン系直接染料によるキチン/セルロース複合繊維の染色

Dyeing of chitin/cellulose composite fiber with the direct dye based on the metal-phthalocyanine

著者 (4件)： 清水慶昭 (滋賀県大 工) ,  柴田あかね (滋賀県大 工) ,  道明美保子 (滋賀県大 人間文化) ,  山崎康寛 (オリエント化学工業)
資料名： キチン・キトサン研究  (Chitin and Chitosan Research)
巻： 17  号： 1  ページ： 3-8  発行年： 2011年04月01日 
JST資料番号： L2321A  ISSN： 1340-9778  CODEN： KKKEFB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： キチン/セルロース複合繊維(クラビオン繊維,CR繊維)はセルロース繊維に比較してアニオン性染料の染着量が極めて多い,スルファトエチルスルフォン酸型反応染料はクラビオン繊維には中性-弱アルカリ性で最大の固着を起こすなどの特徴を持つ。キチン/セルロース複合繊維に対する,直接染料型の金属フタロシアニン染色の挙動を調べた。キチン含量35,20,10%のCR35,CR20,CR10の染色はキチン含量が高くなるにつれて増加した。染料の取込は温度の増加に従い増加した。染料の取込は染色溶液のpHの減少と共に増加し,繊維のキチン成分のプロトン化アミノ基が染料吸着に大きく影響していることを示唆した。

シソーラス用語： *複合繊維 ,  キチン ,  セルロース ,  *フタロシアニン染料 ,  *コバルト錯体 ,  *金属フタロシアニン ,  染色性 ,  温度依存性 ,  pH依存性

分類 (2件)： 染色からみた染料  (YM06050B) ,  多糖類  (CF10054P)

引用文献 (6件)：

• SHIMIZU, Y. Tex. Res. J. 2002, 72, 563-567
• SHIMIZU, Y. Tex. Res. J. 2004, 74, 34-38
• 中嶋哲生. キチン・キトサン研究. 2000, 6, 59-65
• 道明美保子. キチン・キトサン研究. 2010, 16
• 清水慶昭. キチン・キトサン研究. 2009, 15, 20-26

タイトルに関連する用語 (5件)： 金属フタロシアニン ,  直接染料 ,  セルロース ,  複合繊維 ,  染色