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J-GLOBAL ID：201102257895404560   整理番号：11A1354274

ヨウ素を用いた時計反応

著者 (1件)： 吉田尚幸 (開成学園中・高)
資料名： 化学と教育  (Chemistry & Education)
巻： 59  号： 8  ページ： 414-415  発行年： 2011年08月20日 
JST資料番号： G0942A  ISSN： 0386-2151  CODEN： KAKYEY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高校生への化学教育を目的に,化学反応速度に及ぼす濃度や温度の影響を学ばせるためのヨウ素を用いた時計反応を解説した。主反応は,亜硫酸水素ナトリウム水溶液とヨウ素酸カリウム水溶液の酸化還元反応であり,亜硫酸水素イオンがすべて消費されたとき,反応の終点で,ヨウ素I₂が生成し,それが澱粉と反応し紫色に溶液が着色する。授業に必要な使用実験器具,試薬の準備,実験法の手順,演示の実験のポイント等を詳細に説明した。25°Cで進行するヨウ素/時計反応は,反応速度を視覚的に教育する最適な反応であり,生徒に反応時間を測定させ,温度と時間の逆数をとってグラフ化させる作業を推奨している。

シソーラス用語： *ヨウ素 ,  *時計 ,  *反応速度 ,  *化学教育 ,  ヨウ素酸カリウム ,  濃度依存性 ,  ナトリウム化合物 ,  亜硫酸水素塩 ,  アニオン ,  ヨウ化物 ,  澱粉 ,  温度依存性 ,  比色分析 ,  化学反応 ,  高等学校
準シソーラス用語： 亜硫酸水素ナトリウム

分類 (4件)： 化学教育  (CA01050M) ,  実験操作・装置(化学一般)  (CA02000Q) ,  反応速度論・触媒一般  (CB06010G) ,  付加反応,脱離反応  (CF02030M)

引用文献 (2件)：

• 長倉三郎監修. 図解実験観察大辞典. 1992
• 日本化学会編. 実験による化学への招待. 1995, 105

タイトルに関連する用語 (2件)： ヨウ素 ,  時計