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J-GLOBAL ID：201102258109482371   整理番号：11A2004799

低粘性,液体-液体,強い非-正則的混合物のスピノーダル分解による微小管内の熱伝達促進

Heat transfer enhancement in a small pipe by spinodal decomposition of a low viscosity, liquid-liquid, strongly non-regular mixture

著者 (3件)： DI FEDE F. (Universita degli Studi di Brescia, Via Branze 38, 25123 Brescia, ITA) ,  POESIO P. (Universita degli Studi di Brescia, Via Branze 38, 25123 Brescia, ITA) ,  BERETTA G.p. (Universita degli Studi di Brescia, Via Branze 38, 25123 Brescia, ITA)
資料名： International Journal of Heat and Mass Transfer  (International Journal of Heat and Mass Transfer)
巻： 55  号： 4  ページ： 897-906  発行年： 2012年01月31日 
JST資料番号： C0390A  ISSN： 0017-9310  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 相分離が円管内で起こる場合に形成する小直径水平円管内の部分的混和性液体-液体混合物の層流流れに対する有効熱伝達率の20~40%促進に関する実験的証拠について報告した。アセトン-ヘキサデカンの混合物を2相領域に向けて急冷してスピノーダル分解を誘起した。熱伝達率は相分離過程で放出される自由エネルギーにより持続される自己誘導対流効果により促進される。分離が起こる場合に求められる実験的熱伝達率を同一特性を有して分離を形成する仮想的混合物の流れに対して予測した相当する数値と比較した。その比較に対しては,エネルギー平衡方程式について顕熱及び入口と出口の流れの間の余剰エンタルピー差の両方を慎重に考慮する必要があるがそれは本液体-液体2相混合物が大きな余剰エンタルピーを伴う非対称性の大きなシステムであることによる。エネルギー平衡に必要な非理想的混合物の熱力学的特性は本混合物に対する文献中に利用可能な実験データからの体験的手法により求めた。実験的セットアップと計算手法を単一相の水流及び単一相の混合物流れ(臨界点以上)を用いて実施した実験により検証した。液体-液体の相分離の存在の下で形成する対流熱伝達増加は乱流対流が達成不可能な小規模システムの冷却あるいは加熱において活用できると考えられる。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 粘性 ,  *液体流 ,  混合液体 ,  スピノーダル分解 ,  *相分離 ,  微小管 ,  熱伝達率 ,  *伝熱促進 ,  層流 ,  自由エネルギー ,  エンタルピー ,  熱力学的性質 ,  脂肪族ケトン
準シソーラス用語： 液混合物

分類 (3件)： 対流・放射熱伝達  (PA02030K) ,  多成分系の相平衡・状態図一般  (CB03014B) ,  液-液界面  (CB12030F)

物質索引 (2件)： アセトン ,  ヘキサデカン

タイトルに関連する用語 (5件)： 粘性 ,  混合物 ,  スピノーダル分解 ,  微小 ,  熱伝達促進