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J-GLOBAL ID：201102258242790445   整理番号：11A1562469

[先進ITの活用による流通業務の高度化]流通業務に適用されるARIMAモデル-需要予測理論を応用した自動発注精度の向上-

著者 (2件)： 柴幸春 (野村総研) ,  高野裕康 (野村総研)
資料名： ITソリューションフロンティア  (IT Solutions Frontier)
巻： 28  号： 10  ページ： 6-9  発行年： 2011年09月20日 
JST資料番号： L5014A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 小売業では業務を効率化するためにセルワン・バイワン方式や在庫発注点方式といった自動発注システムが利用されており,それらは過去の販売実績の変動幅に基づいて安全在庫量が決まる。本論文では,在庫量を適正化しつつ欠品率を下げるために安全在庫量を低く抑えることを目的とし,過去の実績値から需要予測を行うARIMA(Autoregressive Integrated Moving Average)モデルによる自動発注手法を紹介した。ARIMAモデルは,1)要因データが不要なこと,2)モデル選択やパラメータの設定に高度な知識が必要なこと,3)在庫データや最小・最大在庫の設定作業が必要なことが挙げられるので2),3)の作業を自動化し,超高速の分析エンジンによってモデルの逐次更新を可能とした。実際に需要が急増している飲料に適用したところ在庫を30%削減でき,平均在庫日数が7日から0.6日に,欠品率が22%から10%に減少するとのシミュレーション結果が得られた。本手法は取り扱うアイテム数が膨大なメーカーにも適用でき,小売業とメーカーが需要予測の結果を共有することで生産の効率化が可能になるといった利点を示した。

シソーラス用語： *ARMAモデル ,  *需要予測 ,  *情報システム ,  *発注 ,  自動化 ,  高速化 ,  飲料 ,  *在庫管理 ,  計算機シミュレーション ,  情報共有 ,  情報技術
準シソーラス用語： *ARIMAモデル ,  *自動発注システム

分類 (4件)： システム・制御理論一般  (IA02010H) ,  マーケティング  (KA06020W) ,  その他の情報処理  (JE15050M) ,  在庫管理  (KB05030D)

タイトルに関連する用語 (11件)： IT ,  活用 ,  流通 ,  業務 ,  高度化 ,  ARIMAモデル ,  需要予測 ,  理論 ,  応用 ,  発注 ,  精度の向上