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J-GLOBAL ID：201102258301287337   整理番号：11A0812234

2010年チリ地震津波の諸相

著者 (4件)： 松冨英夫 (秋田大) ,  原田賢治 (埼玉大) ,  小笠原敏記 (岩手大) ,  片岡俊一 (弘前大)
資料名： 東北地域災害科学研究  (東北地域災害科学研究報告)
巻： 47  ページ： 83-88  発行年： 2011年03月01日 
JST資料番号： F0536B  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2010年2月27日に発生したチリ地震津波の現地調査結果について報告した。建物周りの津波痕跡分布は実験結果と調和的である。痕跡測定位置の違いによる推定氾濫流速の変動係数は0.04~0.11で,建物前面に対する斜め入射度が強いほど大きい傾向にある。建物群域の津波浸水高や浸水域の分布例を,初めて示した。海岸線にほぼ平行に走る小川沿いでも,顕著な建物被害が認められた。隆起した岩礁の白化の上端位は,地震前の干潮位に対応するようである。

シソーラス用語： *現地調査 ,  痕跡分析 ,  流速 ,  変動係数 ,  損害 ,  チリ共和国 ,  浸水 ,  *津波 ,  *大地震 ,  建物被害 ,  浸水被害 ,  *2010年チリ地震

分類 (1件)： 自然災害  (RA02030M)

引用文献 (6件)：

• 松冨英夫・藤間功司・鴫原良典 : 2007年ソロモン諸島地震津波の現地調査, 第26回日本自然災害学会講演概要集, pp.85-86, 2007.
• 松冨英夫・原田賢治 : 建物周りの津波痕跡分布とその活用 -2009年サモア地震津波を例に-, 土木学会論文集B2 (海岸工学), Vo1.B2-66, No.1, pp.271-275, 2010.
• 松冨英夫 : 2010年チリ地震津波, http://www.hel.ce.akita-u.ac.jp/%7Ematsu/.
• Fujima K.: Tsunami measurement data, http://www. nda.ac.jp/~fujima/TMD/index.html.
• Matsutomi H. and Okamoto K.: Inundation flow velocity of tsunami on land, Island Arc, Vol. 19, Issue 3, pp.443-457, 2010.

タイトルに関連する用語 (2件)： 2010年チリ地震 ,  津波