抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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多くのメーカは,製品の製造終了後も長期間保守部品を保有する。一方,部品の旧式化は早まり,保守部品の生産は保有期間の序盤や中盤で打切られている。メーカは,生産打切りに備えて部品の作りだめを行うが,欠品と過剰在庫の両方を発生させないように生産量を決定する必要がある。そこで,生産打切り以降の生涯部品需要を高い精度で予測する手法が要望されている。従来,保守部品の生涯需要予測では,製品の市場残存率や部品故障率,メーカでの部品交換の発生率を推定する予測モデルが利用されている。しかし従来モデルでは,製品利用条件の違いによる部品寿命のバラツキを考慮しておらず,実用的な精度で予測できない場合が多い。本稿では,部品寿命のバラツキを寿命分布とγ分布の混合分布で表した予測モデルを提案する。あるメーカの実データを用いて提案モデルの予測性能を評価した結果,従来よりも高い精度で予測できることがわかった。(著者抄録)