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J-GLOBAL ID：201102258611662081   整理番号：11A1162347

ダム事業における植物の移植計画の考え方

著者 (4件)： 鈴木敏弘 (ダム水源地環境整備セ) ,  大杉奉功 (ダム水源地環境整備セ) ,  船橋昇治 ,  岩見洋一 (ダム水源地環境整備セ)
資料名： ダム水源地環境技術研究所所報  (Report of Water Resources Environment Research Institute)
巻： 2009  ページ： 49-58  発行年： 2010年11月 
JST資料番号： L7510A  ISSN： 1349-7359  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ダムなどの事業で実施される植物の移植について,効果が高く効率的に実施できる移植計画を検討した。移植計画を検討する上で,離れた場所から遺伝タイプの異なる同種を導入することにより遺伝多様性が撹乱されることのないよう配慮した。複数年の期間生育が維持されていること,などの移植目標を設定し,達成状況をモニタリングにより評価することが大切である。移植方法としては,個体の移植,挿し木・挿し穂,播種,表土まきだしなどを採用し,方法や植物の種類によって移植時期を変えた。移植先の環境や生態系の撹乱をできるだけ小さくするため,移植候補地は自然環境が豊かな場所でなく事業により新たに出現する環境を持つ場所またはその周辺とした。移植は数年または数回に分けて実施し,モニタリングの状況により移植計画を見直していく段階的実施が望ましい。このような移植計画の策定は工事工程管理,移植作業やモニタリング調査の効率化にも寄与すると考える。

シソーラス用語： ダム ,  *植物 ,  *移植【植物】 ,  *計画 ,  効率化 ,  生物多様性 ,  監視 ,  挿木 ,  枝 ,  播種 ,  環境 ,  生態系 ,  乱れ ,  目標設定 ,  方式 ,  スケジュール ,  自然保護
準シソーラス用語： 遺伝多様性 ,  挿穂 ,  方法 ,  目標

分類 (2件)： 自然保護  (SB06000L) ,  ダム一般  (RC16010D)

タイトルに関連する用語 (5件)： ダム ,  事業 ,  植物 ,  移植 ,  計画