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J-GLOBAL ID：201102258812800989   整理番号：11A0186882

スプール弁に作用する流体力に関する一考察

A Study of Flow Force on a Spool Valve

著者 (4件)： 田中和博 (九州工大 大学院情報工学研究院) ,  富岡弘毅 (日東電工) ,  清水文雄 (九州工大 大学院情報工学研究院) ,  渕脇正樹 (九州工大 大学院情報工学研究院)
資料名： 日本フルードパワーシステム学会論文集  (Transactions of the Japan Fluid Power System Society)
巻： 42  号： 1  ページ： 13-18  発行年： 2011年01月 
JST資料番号： L3342A  ISSN： 1880-3121  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 非定常非圧縮3次元粘性乱流数値解析により,油圧システムのスプール弁に作用する定常および非定常な軸方向流体力(軸力)を調べた。汎用数値流体解析コードを用いて,定常軸力(スプールの変位を固定)と非定常軸力(スプールを正弦波状に強制振動させる)の場合について計算した。流体力学特性実験を行って数値解析結果の妥当性を検証するとともに,Leeらの予測式および池辺らの予測式と比較した。3次元数値解析により複雑な流路形状を有するスプールに働く軸力を精度よく予測できること,弁開度が40%以下の場合には従来の予測式は妥当であることがわかった。また,テーパランドのある弁室では流出口におけるインフロー運動量は無視できず,これを考慮していない従来の予測式は予測精度を低下させることを示した。

シソーラス用語： *スプール弁 ,  数値解析 ,  乱流 ,  非定常流 ,  *流体力 ,  軸力 ,  運動量 ,  強制振動 ,  三次元流 ,  シミュレーション ,  *油圧弁
準シソーラス用語： 3次元流 ,  三次元シミュレーション

分類 (1件)： 油圧・空気圧機器  (QD04020X)

引用文献 (9件)：

• LEE, S. Y. Contributions to Hydraulic Control. Trans. ASME. 1952, 74, 1013-1016
• 池辺. 運動量理論への寄与. 油圧と空気圧. 1977, 8, 2, 48-55
• 池辺. 運動量理論への寄与に対する第4回討論. 油圧と空気圧. 1979, 10, 3, 36-41
• 小林敏雄編. 数値流体力学ハンドブック. 2003
• 早瀬. スプール弁内の非定常流に関する数値解析. 機論B. 1995, 61, 584, 1382-1388

タイトルに関連する用語 (2件)： スプール弁 ,  流体力