抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】結核性髄膜炎患者の脳脊髄液(CSF)の特徴を分析し,早期の正確な診断のためのアプローチを提供する。【方法】1994年1月から2009年6月まで人民解放軍総合病院に入院した結核性髄膜炎患者167例の臨床データを収集した。CSFの患者の臨床症状および臨床検査成績(定期検査,生化学検査等)を分析し,CSFの変化の特徴を評価した。【結果】167例中CSF13例には結核性髄膜炎の一般的臨床的徴候があり,その他のCSFは非定型的であった:頭蓋内圧の劇的上昇(>300mmH2O),髄液細胞増加症を伴う非化膿性CSF(最大2700×106/L),初期の多核細胞の増加,正常または明らかに高い蛋白質レベル,正常なグルコースおよび塩化物濃度および陰性臨床検査値(ヒト型結核菌の培養試験および塗抹検査,アデノシンデアミナーゼ,抗TB抗体,免疫ドットブロット法,マイコドット法およびPPD法等)など。この連続した患者167例では,7例が死亡した(3.7%)。【結論】結核性髄膜炎患者の大半のCSF検査の所見には特異な所見もみられる場合があるため,結核性髄膜炎の診断を正確に行うためにはCSFの分析を繰り返すことを強調すべきである。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST