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J-GLOBAL ID：201102259132932267   整理番号：11A1032838

X染色体不活性化中心によるX染色体不活性化の制御

Regulation of X-chromosome inactivation by the X-inactivation centre

著者 (3件)： AUGUI Sandrine (Inst. Curie, Paris, FRA) ,  NORA Elphege P. (Inst. Curie, Paris, FRA) ,  HEARD Edith (Inst. Curie, Paris, FRA)
資料名： Nature Reviews. Genetics  (Nature Reviews. Genetics)
巻： 12  号： 6  ページ： 429-442  発行年： 2011年06月 
JST資料番号： W1326A  ISSN： 1471-0056  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 哺乳類において遺伝子量補償を確実にし,対立遺伝子特異的遺伝子発現の規範となるX染色体不活性化(XCI)に関わる新たな分子が近年多数見出されている。本総説ではこれら因子が従来のXCIの文脈においてどのように機能するかを,とくにX染色体不活性化中心(Xic)と非コードX染色体不活性化特異的転写体(Xist)について検討する。XicはXist遺伝子を保有している。メスマウス胚,胚性幹細胞を用いた研究から胚発生時のXCIサイクルが明らかになった。Xistアップレギュレーションにシス・トランス活性化因子,多能性因子やRNF12,Tsix,RepAなど多数の因子が関与する証拠が得られている。ランダム型XCIにおけるXistの単一対立遺伝子性制御の複数の機構を示した。さらにインプリントXCIの制御や不活化X染色体再プログラミングについての知見から,これら機構の進化的分岐を示唆した。再プログラミング研究におけるXCI寄与を展望した。

シソーラス用語： X染色体 ,  *遺伝現象 ,  *不活性化 ,  遺伝子 ,  ES細胞 ,  生物 ,  胚発生 ,  対立遺伝子
準シソーラス用語： *X染色体不活性化 ,  インプリンティング遺伝子 ,  Xist遺伝子 ,  トランスジェニック生物 ,  再プログラミング

分類 (2件)： 遺伝子の構造と化学  (EC02020U) ,  発生と分化  (EJ16020W)

タイトルに関連する用語 (1件)： X染色体不活性化