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J-GLOBAL ID:201102259322229635   整理番号:11A1910559

2011年東北地方太平洋沖地震(M=9.0)の23年前にスタートした長期的地震活動静穏化

A long-term seismic quiescence started 23 years before the 2011 off the Pacific coast of Tohoku Earthquake (M=9.0)
著者 (1件):
資料名:
巻: 63  号:ページ: 709-712  発行年: 2011年 
JST資料番号: G0106B  ISSN: 1343-8832  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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筆者は,2011年東北地方太平洋沖地震(M=9.0)の23.4年前にスタートした長期的地震活動静穏化を見出した。解析には,気象庁(JMA)が編纂した地震カタログを使った。そのカタログは,M4.5以上,60km以浅の5770個の地震を含む。格子化技法ZMAPを用いた1965年-2010年間地震カタログの詳細解析から,2010年東北地震は,1987年11月に始まる地震活動静穏化異常に先行されていたことが示された。静穏化異常域は,主震によって破壊されたアスペリティの深部端周辺に位置し,Z値は,N=150地震のサンプル・サイズを用いたTw=15年の時間窓に対して,+4.9である。主震の20年以上前に始まる地震活動静穏化は,沈み込み帯での巨大地震(M~8.0)に共通したものであることを提案する。(翻訳著者抄録)
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