抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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世界一級の供給信頼性を誇るわが国の電力インフラも,東日本大震災による大規模停電と深刻な電力不足の試練に直面している。再生可能エネルギー導入促進を主目的に注目されながら急速に発展してきたこれまでのスマートグリッド技術は,災害に強い電力インフラという新たな機能の実現に向けて期待が高まっている。東芝は,太陽光発電(PV)や蓄電池,及びそれらを含む多様な分散型電源の連携制御を生かす電力系統制御技術を集約したスマートグリッド監視制御システムμEMS(Micro Energy Management System)と,需要家個々から群管理,地域管理へと拡張させたコミュニティエネルギー管理システム(CEMS:Community Energy Management System)をベースに,広域災害や電力不足への対策を考慮した,次世代のスマートグリッド技術の開発に取り組んでいく。(著者抄録)