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J-GLOBAL ID：201102259501026712   整理番号：11A0822695

岡山産ぶどうに含まれるポリフェノールの分析

Analysis of several polyphenol compounds in grapes cultured in Okayama Prefecture

著者 (5件)： 益岡典芳 (岡山理大 理) ,  黒田耕平 (岡山理大 大学院理学研究科) ,  岡田武彦 (岡山理大 大学院理学研究科) ,  橋本麻希 (岡山理大 理) ,  石原浩二 (岡山理大 理)
資料名： 岡山理科大学紀要 A 自然科学  (Bulletin of Okayama University of Science. A. Natural Sciences)
号： 46  ページ： 1-7  発行年： 2011年03月31日 
JST資料番号： S0525B  ISSN： 0285-7685  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ぶどうにはポリフェノールが多く含まれていることが知られている。しかし,ぶどう種類,ポリフェノールの種類,含有量,皮部や実部などのぶどうの部位による差異など,詳細は判明していない。岡山産ぶどうを対象にそれらを検討した。ポリフェノール,フラボノイド,アントシアニンの含有量に関し比較した結果,皮部は,実部の約100倍含有していた。また色の濃い黒ぶどうの方が,色の薄い白ぶどうよりもそれら3種が多く含有していた。ぶどうの種類に関わらず,ポリフェノールとフラボノイドまたはアントシアニンとの含有量には正の相関があった。黒ぶどうの巨峰では,カテキン類は実部の方が多かった。エピカテキンとカテキンは,ぶどうの種類により,約0.6~3.8μg/gで大きく変動した。スチルベン化合物は,ポリフェノールの含有量からの予想に反し,白ぶどうの皮部に多く含まれていた。また,スチルベン類のレスベラトロールとピセイドは,高濃度のシス異性体を確認した。

シソーラス用語： *ブドウ ,  多価フェノール ,  定量分析 ,  フラボノイド ,  アントシアニン ,  含有量 ,  調節遺伝子 ,  配糖体 ,  皮層 ,  果実【器官】 ,  *二次代謝産物 ,  酸素複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  ポリオール ,  オレフィン化合物 ,  フェノール類 ,  ピラノシド ,  グルコシド
準シソーラス用語： カテキン類 ,  スチルベン類 ,  ポリフェノール

分類 (2件)： 動植物,微生物のその他の産生物質  (CF10090R) ,  食品の分析  (FJ01030U)

物質索引 (6件)： カテキン ,  エピカテキン ,  trans-レスベラトロール ,  trans-ピセイド ,  cis-レスベラトロール ,  cis-ピセイド

タイトルに関連する用語 (4件)： 岡山 ,  ぶどう ,  ポリフェノール ,  分析