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J-GLOBAL ID:201102259510724570   整理番号:11A1044057

プロテオミクス技術を用いたヒト肝細胞癌細胞株HepG2におけるB型肝炎ウイルスX相互作用蛋白質の同定

Identification of hepatitis B virus X-interactive proteins in human hepatocellular carcinoma cell lines HepG2 by using proteomics technique
著者 (6件):
資料名:
巻: 28  号:ページ: 65-71  発行年: 2010年 
JST資料番号: C2333A  ISSN: 1000-6680  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 中国語 (ZH)
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【目的】比較プロテオミクスによりB型肝炎ウイルスX相互作用蛋白質を同定し,肝細胞癌(HCC)の発生に関わるHBxの分子機構を明らかにする。【方法】二次元ゲル電気泳動(2-DE)を用い,HBxトランスフェクトヒト肝細胞癌細胞株HepG2-Pxとその親細胞株HepG2-P_0の総蛋白質を分離した。PDQuestソフトウェアを用い,2DE画像を分析した。マトリックス支援レーザ脱離イオン化飛行時間質量分析法(MALDI-TOF-MS)とエレクトロスプレイイオン化タンデム質量分析(ESI-Q-TOF)を用い,2つの細胞株の差次的発現蛋白質スポットを同定した。その後,同定したいくつかの蛋白質の差次的発現レベルをウェスタンブロット法で測定した。t検定でデータを比較した。【結果】HepG2-PxおよびHepG2-P_0総蛋白質の良好に分解された再現可能な2-DEパターンが確立された。HepG2-Px細胞で合計32個の差次的蛋白質が同定され,そのうち25個は熱ショック蛋白質(HSP)90AB1,Bcl-2関連athanogene(BAG)-2,ヌクレオホスミン(B23),塩化物細胞内チャネル(CLIC)-1,マトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP)-3,メラノーマ抗原(MAGE)-12などの上方制御蛋白質で,7個はWnt-5aなどの下方制御蛋白質であった。2つの細胞株の間で,いくつかの蛋白質の差次的発現レベルがウェスタンブロット法で確認された。【結語】同定された蛋白質のほとんどが,転写,情報伝達,細胞増殖,細胞周期調節,アポトーシス,DNA修復,代謝,および免疫などの多くのプロセスに関与する。これらの差次的蛋白質は,腫瘍発生およびHC発生に関与する可能性がある。これらのデータは,肝細胞癌におけるHBxの役割に関するさらなる研究に役立つ。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST
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分類 (1件):
分類
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腫ようの化学・生化学・病理学 

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