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J-GLOBAL ID：201102259742967038   整理番号：11A2006538

土壌-作物系における放射性セシウムおよび放射性ストロンチウムの動態

著者 (3件)： 塚田祥文 (環境科学技術研) ,  山口紀子 (農業環境技術研) ,  高橋知之 (京大 原子炉実験所)
資料名： 化学と生物
巻： 49  号： 12  ページ： 834-842  発行年： 2011年12月01日 
JST資料番号： G0527A  ISSN： 0453-073X  CODEN： KASEAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 過去の大気圏核実験やチェルノブイリ原子力発電所事故などにより環境中に放射性核種が放出され,すでに土壌にも存在していたが,2011年3月11日に起きた東京電力福島第一原子力発電所事故により大量の放射性核種が放出され,福島県を中心に甚大な汚染をもたらした。土壌に沈着した放射性核種は,作物を通して人体に移行するため,土壌中での動態や土壌から植物への移行の把握は被ばく線量評価上,重要な課題である。ここでは,土壌-作物系における放射性セシウムと放射性ストロンチウムの挙動を紹介するとともに,移行モデルの考え方と解析例を紹介する。(著者抄録)

シソーラス用語： *セシウム137 ,  *ストロンチウム90 ,  *土壌汚染 ,  原子炉事故 ,  発電所 ,  水田 ,  畑地 ,  係数 ,  *環境放射性核種移動 ,  *放射能汚染 ,  土壌物質動態 ,  農作物 ,  作物汚染 ,  福島第一原子力発電所 ,  *移動
準シソーラス用語： 移行係数

分類 (2件)： 土壌汚染  (FB04100T) ,  環境の汚染及び防止  (MB02030K)

引用文献 (25件)：

• 1) M. Chino, H. Nakayama, H. Nagai, H. Terada, G. Katata & H. Yamazawa : <i>J. Nucl. Sci. Tech.</i>, <b>48</b>, 1129 (2011).
• 2) 駒村美佐子,津村昭人,山口紀子,藤原英司,木方展治,小平 潔:農業環境技術研究報告書,24, 1 (2006).
• 3) H. Tsukada, A. Takeda, S. Hisamatsu & J. Inaba : <i>J. Environ. Radioactiv.</i>, <b>99</b>, 875 (2008).
• 4) N. Yamaguchi, K. Seki, M. Komamura & K. Kurishima : <i>Sci</i>. <i>Total Environ.</i>, <b>372</b>, 595 (2007).
• 5) E. Smolders, K. Van den Brande & R. Merckx : <i>Environ. Sci. Technol.</i>, <b>31</b>, 3432 (1997).

タイトルに関連する用語 (4件)： 土壌 ,  作物 ,  放射性セシウム ,  放射性ストロンチウム