抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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硫酸ナノ粒子の形成と成長に対するアンモニアの影響を実験的に調べた。ナノ粒子を標題混合体内の負コロナ放電で作った。均一核形成で形成した不変粒子の粒度分布をナノDMAを使って測定した。NH
3が無いと粒子の濃度と平均粒度はH
2OとSO
2濃度の増加と共に増加した。イオン移動度分光計/質量分析計を使った質量分析測定によって,H
2OとSO
2濃度の増加はH
2SO
4Oの形成を導く事が分かった。アンモニアの付加によって粒子形成の強化を観測したが,粒子濃度はアンモニア無しの場合より1.2~2.2倍高かった。負イオンの質量スペクトルは,H
2SO
4-(H
2SO
4)
nイオンはアンモニアが存在すると顕著に低減することを示し,自由HSO分子の還元を示唆した。更に,アンモニアに関連するH
2SO
4-イオンは質量スペクトル内に無かった。これらの特性を重硫酸アンモニウムの急速形成によって説明でき,これは負帯電とは思えなかった。当該粒子の成長において顕著なNH
3の影響は見られなかった。(翻訳著者抄録)