抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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コアセルベーション法を用いて,約9.5μmの大きさを持ち正帯電性を示すPolymethyl-Methacrylate (PMMA) 粒子上に超薄シェル層を形成したCore-Shell (C-S) 粒子を作製した.シングルシェルおよびダブルシェル粒子作製におけるコアセルベーション工程では負帯電もしくは正帯電性を示す超微粒子の水分散体を用いた.得られたC-S粒子の表面状態と帯電特性を調べた.シングルシェル粒子の帯電特性は5000ppm以下の少量で制御可能であった.ダブルシェル粒子はシングルシェル粒子上にコアセルベーション法を用いる事で作製できた.正帯電性の外側シェル層が内側の負帯電性を打ち消すために要する量は1000ppmであった.安定な正帯電量に達するために必要な外側シェル層の量は5000ppmであり,厚みは10nmという超薄層に相当する.これらの結果はC-S粒子の帯電特性を内側シェルあるいはコアの帯電性から独立して制御することが可能である事を強く示唆している.(著者抄録)