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J-GLOBAL ID:201102261867739678   整理番号:11A0101662

TRIM24は非標準的なヒストン標識を乳がんに関連付ける

TRIM24 links a non-canonical histone signature to breast cancer
著者 (17件):
資料名:
巻: 468  号: 7326  ページ: 927-932  発行年: 2010年12月16日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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「読み取り」タンパク質内の特定の構造ドメインによって,修飾されたヒストン種を認識することは,遺伝子発現の調節に重要な役割をもつ。複数の印がついたヒストンを同時に認識するような読み取りタンパク質は,複雑なクロマチン修飾パターンを特定の生物学的現象に転換させる。本論文では,クロマチン調節因子であるTRIM24(tripartite motif-containing24)が,ヒトで植物ホメオドメイン(PHD)領域とブロモドメイン(Bromo)領域のタンデム配列を用いてヒストンの2つの標識を読み取ることを報告する。TRIM24のPHD-Bromo領域の三次元構造から,同一ヒストン尾部内の非修飾H3K4(リジン4が修飾されていないヒストンH3;H3K4me0)とアセチル化H3K23(リジン23がアセチル化されたヒストンH3;H3K23ac)の組み合わせを認識する単一機能ユニットであることがわかった。TRIM24はクロマチンとエストロゲン受容体に結合し,細胞増殖や腫瘍発生に関連するエストロゲン依存性遺伝子群を活性化する。TRIM24の異常な発現は乳がん患者の生存と逆相関する。TRIM24のPHD-Bromo領域は非標準的なヒストンの標識を介してクロマチン活性化が起こることの構造的根拠となり,クロマチン読み取り機構ががん発生に影響を及ぼす新しい経路を確立するものである。Copyright Nature Publishing Group 2010
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分類 (2件):
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遺伝子発現  ,  発癌機序・因子 
タイトルに関連する用語 (4件):
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