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J-GLOBAL ID：201102262536884232   整理番号：11A1276704

イネの成長と発育に関する開放系大気CO_2増加(FACE)実験の10年間から何を学んで来たか

What have we learned from 10 years of free-air CO_2 enrichment(FACE)experiments on rice Growth and development

著者 (5件)： YANG Lianxin (Yangzhou Univ., Jiangsu, Yangzhou) ,  WANG Yunxia (Yangzhou Univ., Jiangsu, Yangzhou) ,  ZHU Jianguo (Inst. of Soll Sci.,Chinese Acad. of Sciences, Jiangsu, Nanjing) ,  Toshihiro Hasegawa (Div. of Ago-Meteorology,National Inst. for Agro-Environmental Sciences, Japan, Ibaraki) ,  WANG Yulong (Yangzhou Univ., Jiangsu, Yangzhou)
資料名： Shengtai Xuebao  (Shengtai Xuebao)
巻： 30  号： 6  ページ： 1573-1585  発行年： 2010年 
JST資料番号： W0885A  ISSN： 1000-0933  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 中国 (CHN)  言語： 中国語 (ZH)

抄録/ポイント： ヒトの活動は将来の穀物生産環境の多くのdementsを変化させる大気や気候において急速な変化を引き起こしている。これらの間での最重要なことは,大気中の二酸化炭素濃度([CO_2])の上昇であり,産業革命前の平均約270μmol/molが現在381μmol/molを上回り,2050年までに550μmol/molを越えると思われる。開放系大気CO_2増加(FACE)実験は,穀物の収量や成長に及ぼす[CO_2]の上昇の将来の 影響の最も現実的な測定を現在提供する。イネ(Oryza sativa L.)は議論の余地なく世界中で最も重要な食物資源である。[CO_2]上昇に対するイネの応答と適応を研究するために最初のFACEプロジェクトが設定されて以来,10年(1998~2008)になる。本レビューは,イネの成長と発育に対する10年間のFACE実験からの知見を要約し,主要な試験品種(各区画の作付け面積は4m2以上であった)の光合成,生物季節学,地上成長,地下成長,乾物割り付け,登熟,フィールド成分及び倒伏形質に関するFACE処理(今世紀の中頃に対して予想した[CO_2]の上昇)の影響に主として焦点を当て,FACE及び非FACE実験から得た研究結果における類似性と違いを比較し,二つの実験場所(すなわち,日本及び中国:世界中でただ二つの大規模イネFACE実験)を得た。知識及び技術の進歩の現状に基づいて,イネに対する将来のFACE研究に対する三つの重点領域を以下のように提案した。1)FACEによる雑種イネ品種の予想よりも高い生産性促進に対する生物学的機構,2)完全な開放系大気下でのイネに及ぼす[CO_2]上昇と主要作物技術との相互作用,3)完全な開放系大気下でのイネに及ぼす[CO_2]上昇とオゾン(大気汚染物)濃度との相互作用。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST

シソーラス用語： *二酸化炭素 ,  *イネ ,  植物成長 ,  *作物収量 ,  開放系 ,  品種 ,  季節的変動 ,  乾物量 ,  登熟 ,  倒伏 ,  日本 ,  中華人民共和国 ,  オゾン ,  光合成
準シソーラス用語： 生物季節学 ,  *大気中二酸化炭素

分類 (3件)： 稲作  (FC03020C) ,  気圏環境汚染  (SB03020M) ,  発生,成長,分化  (EH02030U)

タイトルに関連する用語 (6件)： イネ ,  成長と発育 ,  開放系 ,  大気 ,  FACE ,  実験