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J-GLOBAL ID：201102262537311066   整理番号：11A0527333

高充填ウッドプラスチックにおけるコンパウンドのフィブリル化処理の効果

Effect of Fibrillation on the Performance of Wood-Plastic Composites with High Filler Content

著者 (10件)： 伊藤弘和 (ヤマハリビングテック株式会社) ,  服部英広 (ヤマハリビングテック株式会社) ,  岡本忠 (近畿大学農学部) ,  遠藤貴士 (独立行政法人産業技術総合研究所バイオマス研究センター) ,  李承桓 (独立行政法人産業技術総合研究所バイオマス研究センター) ,  藤正督 (名古屋工業大学セラミックス基盤工学研究センター) ,  寺本好邦 (京都大学大学院農学研究科) ,  吾郷万里子 (徳島文理大学理工学部) ,  今西祐志 (岐阜県生活技術研究所) ,  高谷政広 (近畿大学農学部)
資料名： 繊維学会誌  (Journal of the Society of Fiber Science and Technology, Japan)
巻： 67  号： 1  ページ： 1-7 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： F0278A  ISSN： 0037-9875  CODEN： SENGA5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高充填ウッドプラスチック複合材料(木粉70wt%,WPC)において,簡便な処理(ディスクミルを用いた湿式粉砕)で木粉表面に微細なフィブリルを形成し,フィブリル同士の相互作用によるWPCの物性向上効果を調べた。木粉,PP樹脂及び相溶化剤を溶融混合したコンパウンドを作製し,それに水を加えてディスクミルで剪断粉砕(フィブリル化処理)した試料を用いて,各種の評価を行った。フィブリル化処理によって,木粉表面に微細なフィブリルが形成された。木粉表面がフィブリル化されることにより,溶融状態のコンパウンドの貯蔵弾性率とプレス成形体の曲げ強さと弾性率が向上した。フィブリル化の効果は,微細なフィブリル繊維同士の絡み合いや水素結合などの相互作用の寄与が大きいと考えられる。

シソーラス用語： *ポリプロピレン ,  *木粉 ,  調合品 ,  フィブリル化 ,  微細構造 ,  湿式粉砕 ,  射出成形 ,  動弾性係数 ,  曲げ強さ ,  *繊維強化熱可塑性プラスチック ,  木部繊維
準シソーラス用語： コンパウンド

分類 (2件)： 機械的性質  (YH02022L) ,  用途開発  (YM01080Z)

引用文献 (24件)：

• RANA, A. K. J. Appl. Polym. Sci. 1999, 71, 531
• KALAPRASAD, G. Composites Sci. Technol. 2000, 60, 2967
• NAIR, K. C. M. Appl. Sci. Manufacturing, A. 2000, 31, 1231
• JOSEPH, P. V. Composites Sci. Technol. 1999, 59, 1625
• KLAPASAD, G. J. Composites Material. 1997, 31, 509

タイトルに関連する用語 (3件)： ウッドプラスチック ,  コンパウンド ,  フィブリル化