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J-GLOBAL ID:201102263393165724   整理番号:11A0924277

北海道の森林植物に関する生物多様性保全について(2)-国有林における諸問題-

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資料名:
号: 147  ページ: 163-184  発行年: 2011年03月25日 
JST資料番号: S0106A  ISSN: 0385-7271  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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1989年,国有林林業生産は「木材生産」主体から「公益的機能(水源涵養,土砂流出防止,生物多様性保全,レクリエーション利用)」へと変化し,2001年制定森林・林業基本法では両機能を持つ「多面的機能」重視,「流域管理」,「持続的林業経営」を掲げたが,尚,北海道国有林では木材生産中心である。本号では生物多様性保全,これを含む公益的機能重視の観点から2つの具体的諸題を論考した。1)公益的機能の重視,持続的林業経営および流域管理といった森林・林業政策基本理念が行われず,木材生産を重視している。天然林施業では人工林材積予測に基づく択伐進行で,持続的木材生産が出来ないほど,疎林化,二次材化した森林がある。長い間に劣化した国有林(特に天然林)は更に劣化し続ける。天然林では,今後50年は公益的機能を維持すべきである。2)生物多様性保全が軽視,無視されている。森林生態系保護地域を含む保護林制度は,森林施業にならない小面積保護傾向が強く,大面積森林が保護林に含まれない欠陥がある。森林の生物多様性に関わる種や遺伝子多様性,生態系多様性に関し科学的現状把握が乏しく,保全策は皆無に等しい。
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分類 (2件):
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自然保護  ,  林業一般 

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