抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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食品添加物の市場規模は9,457億円(2009年)と推定され,金額ベースで増加傾向にあるが,原料価格高騰に伴う08年の値上げにより需要量は減少した。リーマンショック以来,食品添加物においてもコストメリットの打ち出せるものが求められる。業界でも企業再編が進み,また中国の食品・食品添加物の市場価格が,ビタミンCを例としてダイレクトに日本市場に影響している。以下,各添加物,即ち保存料・日持ち向上剤,酸味料,高甘味度甘味料,低甘味度甘味料,着色料,調味料,乳化剤,増粘多糖類,酵素,品質改良剤,豆腐用添加物,かんすい,加工デンプンの市場動向に関し詳説する。