抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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世界の食糧事情が大きく変化しているなか,国内農業の食料供給力を強化することが重要な課題となっており,食料供給力強化に向けた重要な取組みとして,水田のフル活用があげられている。水田のフル活用として,田畑輪換によって麦,大豆,飼料作物等の転作作物を生産すること及びその生産性を向上させる上では,「湿害と干ばつ」が課題となる。この相反する課題を効率的に解決する技術として,近年,「地下かんがいシステム」が注目されている。また,近年,技術導入が進んでいる「水稲乾田直播」は,地下かんがいシステムと併用することにより転作作物の作付拡大をもたらすと考えられている。加えて,「精密農業」技術を用いることで地下かんがいシステムの効果にさらに収量増や品質向上の効果を上乗せできると考えられる。そこで,地下かんがいシステム,水稲乾田直播及び精密農業の概要について整理するとともに,これら技術の併用による収量増や農家の所得向上効果について試算を行なった。(著者抄録)