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J-GLOBAL ID：201102263662529410   整理番号：11A0099209

(H₂O₂+O₃)溶液を用いた不動態化処理によるステンレス鋼の耐食性向上

Increase in Corrosion Resistance of Stainless Steels by Passivation Treatment using (H₂O₂+O₃) Solution

著者 (1件)： 柴田俊夫
資料名： 材料と環境  (Corrosion Engineering of Japan)
巻： 59  号： 12  ページ： 464-467  発行年： 2010年12月15日 
JST資料番号： F0006A  ISSN： 0917-0480  CODEN： ZAKAEP  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 硝酸処理や硝酸+クロム酸塩溶液はステンレス鋼の不動態化処理に有効であることが知られている。しかしながら廃液からの窒素やCr⁶⁺は環境に有害であるため排水規制の対象となっている。本研究では代替処理法を開発することを目的として,酸素と水に分解するH₂O₂およびO₃による不動態化処理法について研究した。不動態化処理電位に及ぼすH₂O₂およびO₃濃度および不動態化処理温度の影響を検討し,不動態化処理後の耐食性を孔食電位測定によって評価した結果,SUS304およびSUS430ステンレス鋼の耐食性向上条件が見いだされた。(著者抄録)

シソーラス用語： *過酸化水素 ,  オゾン ,  水溶液 ,  *不動態化 ,  不動態皮膜 ,  環境保全 ,  汚染防止 ,  孔食 ,  腐食電位 ,  *電位 ,  *オーステナイト系ステンレス鋼 ,  *ステンレス鋼 ,  フェライト鋼 ,  *耐食性 ,  *防食
準シソーラス用語： *SUS304 ,  *SUS430 ,  フェライト系ステンレス鋼 ,  *過酸化水素水 ,  *防食電位

分類 (2件)： 化成処理  (WC08050J) ,  防食  (WB03040M)

物質索引 (1件)： しゅう酸ナトリウム

引用文献 (6件)：

• 1) T. Shibata, Critical Factors for Controlling the Stability of the Passive Film on Stainless Steels, PRIME 2008, Honolulu, HI, October 12-17, 2008. To be published in ECS Transactions. “Critical Factors of Passivity“. Electrochemical Society Inc.
• 2) K. Sugimoto, Materia, 34, 1042-1046 (1995).
• 3) T. Shibata and G. Okamoto, Boshoku-Gijutsu (presently Zairyo-to-Kankyo), 21 [6] 264-270 (1972).
• 4) T. Shibata and M. Tanaka, Proc. 30^th Jpn. Materials and Environments, p.111, JSCE (1983).
• 5) T. Shibata and M. Tanaka, Extended Abstracts of 4^TH JAPAN-USSR Corrosion Seminar, JSCE, p.13 (1985).

タイトルに関連する用語 (4件)： 溶液 ,  不動態化 ,  ステンレス鋼 ,  耐食性