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J-GLOBAL ID：201102263767775661   整理番号：11A0104383

溶液中における結晶成長による酸化物の形態制御

著者 (1件)： 内山弘章 (関西大 化学生命工)
資料名： 理工学と技術  (関西大学理工学会誌)
巻： 17  ページ： 63-67  発行年： 2010年11月10日 
JST資料番号： F0789A  ISSN： 1883-0021  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 溶液中における酸化物の結晶成長メカニズムを示し,溶液プロセスにおいて成長駆動力が結晶の形態へ与える影響について議論した。結晶化の駆動力は,溶液の過飽和の程度(過飽和度)に依存し,過飽和溶液と飽和溶液中の溶質の化学ポテンシャルの差により決まることを示した。この結晶成長の駆動力が比較的低い場合には,成長の遅い面で囲まれた多面体結晶が現れやすい。駆動力がわずかに上昇すると,中心に階段状に凹んだ部位をもつ骸晶が形成され,さらに駆動力が上がると樹枝状形態が得られることを示し,さらに多結晶化が進行した場合の球晶などへの樹枝状形態の変化も議論した。この様に溶液中の結晶成長において核形成の制御をおこなうことで,多様な形態の酸化物の合成が可能であることを示した。

シソーラス用語： *結晶成長 ,  *形状制御 ,  *酸化物 ,  飽和度 ,  化学ポテンシャル ,  溶液 ,  樹枝状結晶 ,  駆動力 ,  液相 ,  固相 ,  結晶核形成 ,  表面エネルギー ,  異方性
準シソーラス用語： 過飽和度 ,  飽和溶液

分類 (1件)： 酸化物の結晶成長  (BK13050I)

タイトルに関連する用語 (4件)： 溶液 ,  結晶成長 ,  酸化物 ,  形態制御