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J-GLOBAL ID:201102263824779164   整理番号:11A0763137

日本における磯焼けの現状と問題点

Current status and problems of isoyake in Japan
著者 (1件):
資料名:
号: 32  ページ: 33-42  発行年: 2010年12月 
JST資料番号: L4476A  ISSN: 1346-9894  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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「磯焼け」について概説し,日本沿岸における発生状況を報告し,様々な視点から問題点を検討した。植食性魚類による摂餌,高水温による枯死,堆砂による着生や生長の抑制,嵐による剥離等により海藻は減少する。近年,人為に起因する磯焼け水域が増加し,現在,海岸沿いの県の大部分で磯焼けが認められる。藻場回復の取り組みが実施されているが,沿岸環境の劇的な変化,磯焼けに対する誤解,不適切な回復方法の採択,漁業者の高齢化,回復計画の立案・施策に関する情報の不足,社会的な支援システムの不足,無価値な植食動物の商業利用が限られていること等により,成功していない。水産庁が2007年に発表した「磯焼け対策ガイドライン」では,藻場の形成抑制因子の除去,順応的管理と漁業者・専門家・市民の共同作業が推奨されている。ウニ焼け藻場はウニの駆除により概ね回復可能であることが実証され,今後,草食の魚類,高密度の巻き貝,砂泥の堆積等,他の因子による磯焼けに対する技術を開発する必要がある。
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分類 (3件):
分類
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生態系  ,  水産生物学一般  ,  増養殖の技術 
引用文献 (17件):
  • Akimoto Y, Y. Katayama, T.Matsumura and M. Murata 2009. Seagrass and algae beds distribution in Japanese castal waters, Kaiyo Monthly, 469, 598-610.
  • Fisheries Agency 2007. Isoyake Taisaku Guideline, 208p.
  • Fisheries Agency 2009, Handbook of Environment & Ecosystem Conservation Activities, 158p.
  • Fujita, D.2002. Isoyake. Eds.: Hori, T., M. Ohno and T. Horiguchi, Current Status of Phycology in Early 21st century, Japanese Society of Phycology, 102-105.
  • Fujita, D.2009. Decline and Restoration of Seaweed Beds, Tokyo Fisheries Promotion Foundation,
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タイトルに関連する用語 (4件):
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