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J-GLOBAL ID：201102263872787683   整理番号：11A0996962

Bacillus thuringiensis由来の殺細胞蛋白質パラスポリン4の作用様式

Mode of action of parasporin-4, a cytocidal protein from Bacillus thuringiensis

著者 (5件)： OKUMURA Shiro ,  SAITOH Hiroyuki ,  ISHIKAWA Tomoyuki ,  INOUYE Kuniyo ,  MIZUKI Eiichi
資料名： Biochimica et Biophysica Acta  (Biochimica et Biophysica Acta)
巻： 1808  号： 6  ページ： 1476-1482  発行年： 2011年06月 
JST資料番号： B0207A  ISSN： 0005-2728  CODEN： BBBMBS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： パラスポリン4(PS4)はBacillus thuringiensis A1470株により生産される細胞毒性蛋白質である。それはヒト癌細胞系の特にCaco2,Sawano及びMOLT-4細胞に対して特異的細胞毒性を示した。PS4を細胞に投与した時,細胞膨潤及び核収縮を誘導し,膨潤細胞は24以内に破裂した。PSI-BLAST探索により,この蛋白質はB.thuringiensis Cry毒素と相同性を共有するのみならず,アエロリシンβ型細孔形成毒素と相同性を保持した。円偏光二色性測定により,PS4はβシートに富む蛋白質であることを示唆した。PS4はPS4感受性Caco2細胞の細胞膜にオリゴマを凝集したが,PS4耐性HeLa細胞のそれに凝集しなかった。乳酸デヒドロゲナーゼのリーク及び細胞外FITC-デキストランの流入を,感受性細胞においてのみ認めた。エフェクタカスパーゼ3及び/または7の活性化をPS4処理Caco2細胞において認めなかった。コレステロール欠乏を誘導するシクロデキストリンにより処理した時,Caco2細胞に対してPS4の細胞毒性を示した。これらの結果から,PS4はコレステロール非依存活性を持つ特有のβ細孔形成毒素であることを示唆した。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *Bacillus thuringiensis ,  細胞毒性 ,  薬理作用 ,  *抗腫瘍作用 ,  腫瘍細胞 ,  膨潤 ,  *毒素タンパク質 ,  相同性 ,  細孔 ,  β構造 ,  円偏光二色性 ,  乳酸デヒドロゲナーゼ ,  カスパーゼ ,  Caco2細胞 ,  酵素活性化 ,  フローサイトメトリー ,  酵素活性度 ,  シクロデキストリン ,  外毒素
準シソーラス用語： Cry蛋白質 ,  カスパーゼ3 ,  カスパーゼ7 ,  *パラスポリン4 ,  殺細胞作用 ,  アエロリジン

分類 (2件)： 微生物起原の毒性  (GZ03030F) ,  腫ようの化学・生化学・病理学  (GE02030N)

タイトルに関連する用語 (5件)： Bacillus ,  細胞 ,  蛋白質 ,  ポリン ,  作用様式