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J-GLOBAL ID:201102264289592765   整理番号:11A0858330

タイホルスタイン交雑種の牛乳収量に及ぼす熱ストレスの遺伝的影響

Genetic effects of heat stress on milk yield of Thai Holstein crossbreds
著者 (7件):
資料名:
巻: 94  号:ページ: 487-492  発行年: 2011年01月 
JST資料番号: C0282A  ISSN: 0022-0302  CODEN: JDSCAE  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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タイの気候条件下でのホルスタイン交雑種の牛乳収量に及ぼす熱ストレスのしきい値を調べ,牛乳収量に及ぼす熱ストレスの遺伝的影響を推定した。1990年~2008年における,25609頭のタイホルスタイン交雑種の初めの3産次での,400738の検定日牛乳収量を含むデータを記録した。検定日牛乳の平均収量は,87.5%以下のホルスタイン遺伝子率を有する雌ウシにおける12.6kgから93.7%以上のホルスタイン遺伝子率の14.4kgまでの範囲であった。26の地方測候所からの日気温と湿度データを用いて,気温-湿度指標(THI)を計算した。検定日牛乳収量は,第1産次では,遺伝子率93.7%以上のホルスタイン種のTHIの82以上の場合を除いて,THIによる変異は小さかった。第3産次では,検定日牛乳収量は遺伝子率87.5%以上のホルスタイン種でTHIが74の後低下し始め,THIが82の後には迅速に低下した。産次による関係特性の再現性検定日モデルを用いて,熱ストレスパラメータを推定した。固定化影響は群-検定,月-検定,年次および系統グループ,搾乳日数,分娩年齢および産次を含み,確率効果は2つの遺伝子相加効果,通常および熱ストレス,および2つの永続環境,通常および熱ストレスを含んだ。検定日牛乳収量に及ぼす熱ストレスの影響のしきい値はTHI80にセットされた。全分散成分の推定値は産次とともに増大し,最大の増加は,熱ストレスに関係した影響においてみられた。特に,遺伝的分散は,第1産次から第3産次へ4倍化された熱ストレスと関係した。一方,永続的環境分散はほんの2倍化されただけであった。しかしながら,熱ストレスへの永続的環境分散は,遺伝的分散と比べて少なくとも10倍大きかった。熱ストレスなしで,産次における相加効果に対する遺伝相関は0.88~0.96の範囲と考えられた。産次における熱ストレスの相加効果に対する遺伝相関は0.08~0.22の範囲であり,効果規制および熱ストレス影響の間の遺伝相関は,個々の産次で-0.21~-0.33の範囲であった。タイホルスタイン交雑種に及ぼす熱ストレスの影響は産次とともに大きくなり,特に,遺伝子率93.7%以上のホルスタインにおいてTHI80後で大きくなった。タイホルスタイン交雑種の熱ストレスに対する個々の敏感性は,遺伝的というよりも環境的であった。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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牛 

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