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J-GLOBAL ID：201102264619539254   整理番号：11A0616507

Arabidopsis thaliana葉端発生の調節モデル

Model for the regulation of Arabidopsis thaliana leaf margin development

著者 (10件)： BILSBOROUGH Gemma D. (Univ. Oxford, Oxford, GBR) ,  RUNIONS Adam (Univ. Calgary, AB, CAN) ,  BARKOULAS Michalis (Univ. Oxford, Oxford, GBR) ,  JENKINS Huw W. (Univ. Oxford, Oxford, GBR) ,  HASSON Alice (Inst. National de la Rech. Agronomique, Versailles, FRA) ,  GALINHA Carla (Univ. Oxford, Oxford, GBR) ,  LAUFS Patrick (Inst. National de la Rech. Agronomique, Versailles, FRA) ,  HAY Angela (Univ. Oxford, Oxford, GBR) ,  PRUSINKIEWICZ Przemyslaw (Univ. Calgary, AB, CAN) ,  TSIANTIS Miltos (Univ. Oxford, Oxford, GBR)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 108  号： 8  ページ： 3424-3429  発行年： 2011年02月22日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 生物の形態は反復単位の繰り返しにより生成される。本報告で,Arabidopsisの葉発生をモデルとして,鋸歯状縁と呼ばれる葉端突出の反復生成を調節するロジックを研究した。発生遺伝学的手法と計算機モデル化手法を組合わせて,鋸歯状縁発生が空間分布した調節機構の読み出しであり,成長促進ホルモンのオーキシンと転写因子のCUP-SHAPED COTYLEDON2(CUC2)の間隔を置いた活性ピークを創出することを示した。本機構が作動するためには,2つのフィードバックループからなる調節モジュールが成長葉の端で協奏的に働く必要があった。第一ループはオーキシンをそれ自身の分布に輸送するもので,PIN-FORMED1(PIN1)流出輸送体の極性膜局在化を介し,オーキソンの自己組織化パターン形成を可能にした。第二ループでは,CUC2がPIN1依存性オーキシン活性の最大値生成を促進し,その一方でCUC2発現はオーキシンにより抑制された。このCUC2依存性ループは葉端において保存されたオーキシン流出モジュールを調節し,鋸歯状パターンを安定化した。

シソーラス用語： Arabidopsis thaliana ,  *葉 ,  形態形成 ,  *オーキシン ,  *転写因子 ,  自己組織化 ,  生体輸送 ,  膜タンパク質 ,  空間分布 ,  パターン形成
準シソーラス用語： *CUC2 ,  Pin1 ,  フィードバックループ ,  輸送体

分類 (1件)： 発生,成長,分化  (EH02030U)

タイトルに関連する用語 (4件)： Arabidopsis ,  葉 ,  調節 ,  モデル