文献
J-GLOBAL ID:201102264634324094   整理番号:11A1079571

中国のコムギから集めたRhizoctonia cerealis分離株のイプロジオン,ジフェノコナゾールおよびフルジオキソニルに対する感受性

Sensitivity to iprodione, difenoconazole and fludioxonil of Rhizoctonia cerealis isolates collected from wheat in China
著者 (3件):
資料名:
巻: 30  号:ページ: 1028-1033  発行年: 2011年08月 
JST資料番号: H0443A  ISSN: 0261-2194  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
中国では1980年代以来,主にRhizoctonia cerealisが引起こすコムギのシャープアイスポット(WSE)がコムギの深刻な病害の1つになってきている。この検討では,89種類のR.cerealis分離株の種々の殺菌薬に対する感受性を菌糸成長阻害試験により評価した。その結果,試験した全R.cerealis分離株がイプロジオン,ジフェノコナゾールおよびフルジオキソニルに対して感受性があり,(50%の菌糸成長阻害結果になる有効濃度の)平均EC50値はそれぞれ0.419,0.062および0.033μg/mlであった。R.cerealisでの殺菌薬抵抗性リスクを評価するために,実験室で抵抗性変異株を導入する試みをした。処が,ジフェノコナゾール-およびフルジオキソニル-抵抗性変異株は得られず,89種類の親分離株から7種類の独立したイプロジオン-抵抗性(IR)変異株を得た。これらIR変異株のEC50値は100μg/ml以上であり,それに対する元の野生型の相手は1μg/ml以下であった。10世代にわたってPDA上での継代培養した後でも,IR変異株はイプロジオンに対する抵抗性の低下は示さなかった。更に,これらのIR変異株はフルジオキソニルにも抵抗性を示したが,ジフェノコナゾールに対する感受性は維持していた。浸透感受性試験では,IR変異株がNaClにより発生する浸透ストレスに対して超感受性であることを示した。接種試験では,IR変異株は宿主植物への感染能を失っていることを示した。それら全体からこれらの結果は,現在のR.cerealis個体群はこれら殺菌剤に対して感受性であり,その適応コストは浸透ストレスおよび病原性の両者でのR.cerealisのイプロジオン抵抗性変異株に関連することを示唆している。この検討で得られた情報は中国でのR.cerealisの殺菌薬抵抗性の監視と管理に有用である。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
菌類による植物病害  ,  微生物に対する農薬 

前のページに戻る