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J-GLOBAL ID:201102264775250434   整理番号:11A0558550

高層ビルの火災危険を考える

著者 (1件):
資料名:
号: 353  ページ: 2-11  発行年: 2011年02月25日 
JST資料番号: Y0800A  ISSN: 1343-5116  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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高層ビル火災の特性,必要な対策,現行の防火法令への反映の状況などを整理し,併せて続発するアジアの高層ビル火災の延焼原因,日本の高層ビルの安全性を支えてきた仕組みなどを整理し,その上で日本の高層ビルの安全性を考察した。主な内容としては,1)高層ビルとは何か,2)高層ビルはどのくらいあるのか,3)高層ビル火災の危険要因,4)高層ビルの火災対策,5)高層建築物の火災対策と防火法令の関係,6)上階への火煙の拡大防止,7)最近のアジアの高層建築物の延焼火災,8)日本の高層建築物の火災安全性などである。1)では,高層建築物に関して消防法,建築基準法などの定義を示し,「消防のはしご車のはしごが届かない部分がある建築物」と言う位置づけを示した。2)では,高さ31m超の建築物の推移,東京消防庁管内での高さ100m以上の建築物の推移など増加の傾向を示した。3),4)では,高層建築物の火災時の危険要因として火炎,煙による退路の遮断をあげ,火災対策として防火・防煙対策,避難対策,消防活動対策,崩壊対策などを示した。5)では,防火法令に盛り込まれている事項として火災発生防止,避難階段の数・容量・配置,非常用エレベーターの昇降ロビーなどを示した。6)では,上階への火煙の拡大防止策につき考察した。7),8)では,最近の高層建築物の延焼火災の例を示し,併せて潜在的な危険性を考察し,日本での安全対策の課題などを挙げた。
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分類 (1件):
分類
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火災 
引用文献 (37件):
  • 日本の高層建築物延焼火災としては、広島基町アパート火災が数少ない例として挙げられる。広島基町アパートでは建設 (昭和46年) 以来、上階延焼した火災が10回以上発生している。そのほとんどは奇数階から偶数階に延焼して2層分燃えた火災だが、平成8年 (S996年) 10月に発生した火災は、9階から最上階 (20階) まで延焼し、16戸が全焼した。広島碁町アパートでこのように上階延焼が多発している理由は、多くのバルコニーの目隠し板にアクリル板が用いられておりその形状が特異であること、住戸が2層ごとにグループ化されており奇数階と偶数階の間のスパンドレルが十分でないこと、バルコニーに置かれている可燃物の量が多いこと、住棟形状が特異であることなどであるとされている (広島市基町住宅火災検討会、建設省、平成9年3月) 。
  • 消防法第8条の2第1項
  • 市街地建築物法施行令第4条 (地域による高の制限): 建築物ノ高ハ住居地域内二於イテハ65尺 (20メートル) ヲ、住居地域外二於イテハ100尺 (31メートル) ヲ超過スルコトヲ得ズ…
  • 消防法第8条の2
  • 消防法第8条の3
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タイトルに関連する用語 (2件):
タイトルに関連する用語
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