文献

J-GLOBAL ID：201102264793267611   整理番号：11A1093808

ペルム紀峨眉山玄武岩における大量の壊滅的地すべりに対する地質構造制約

The Geological Structure Constraint for Massive and Catastrophic Landslides in Permian Emeishan Basalt

著者 (2件)： XU Zemin (Dep. of Civil Engineering, Kunming Univ. of Sci. and Technol., Yunnan, Kunming) ,  HUANG Runqiu (State Key Lab. of Geohazard Prevention and Geoenvironment Protection, Sichuan, Chengdu)
資料名： Dizhi Lunping  (Dizhi Lunping)
巻： 56  号： 2  ページ： 224-236  発行年： 2010年 
JST資料番号： D0961B  ISSN： 0371-5736  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 中国 (CHN)  言語： 中国語 (ZH)

抄録/ポイント： 揚子準台地の東部雲南褶曲帯での上部ペルム紀峨眉山玄武岩地すべりは,確率的ではないが,この地域の地質環境が制約する。ヒマラヤ運動はその準台地に峨眉山玄武岩の上昇を挟み込ませ褶曲させている。東部雲南褶曲帯の構造線は比較的まばらで,峨眉山玄武岩の完全性は玄武岩大量すべり破壊に対し重要である。峨眉山玄武岩の姿勢を調整するその断層と褶曲のずれは主に北東方向で,したがって,玄武岩すべり破壊の方向は南東あるいは北西である。単斜ブロックに間入しリムを褶曲させる峨眉山玄武岩の傾斜状態は,層状面沿いにそのすべりに対する基礎を与える。北東横ずれによる断層と褶曲に沿って発達する本流が刻む渓谷は,基底レベルで峨眉山玄武岩破壊を形成する。その分岐は,一般にその本流に直角で,その上流侵食は傾斜峨眉山層の上層を剥ぎ取り,移動経路と堆積サイトを有する玄武岩すべりを与える。その峨眉山玄武岩すべりが生じた途方もない惨事は,上記の河川系とその北西支流が刻む網状の負の地形だけでなく,峨眉山玄武岩の上層の地層特性とも関係を持つ。北東河川の渓谷,特に,その支流を有する横断位置には高い人口密集がある。北西分流路が刻んだ峨眉山玄武岩の上層は大陸堆積岩層であり,土壌に風化する傾向がある。異なる支流の間の山脈には大量の土地の発達あるいは植生被覆がある。土地に対する需要,隣地,水源は北西支流渓谷に高い人口密度を与える。このように,その人口分布は峨眉山玄武岩地すべりの有力な経路と堆積サイトで大きい。いったんその玄武岩地すべりが起こると,多分,その結果は壊滅的であることは明らかである。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST

シソーラス用語： 二畳紀 ,  玄武岩 ,  *地滑り ,  *地質構造 ,  *制約条件 ,  褶曲構造 ,  断層
準シソーラス用語： ペルム紀

分類 (1件)： 地質構造・テクトニクス  (DE04030Y)

タイトルに関連する用語 (5件)： ペルム紀 ,  玄武岩 ,  地すべり ,  地質構造 ,  制約