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J-GLOBAL ID：201102264873027565   整理番号：11A0780030

中晩生カンキツの果面障害発生実態と‘せとか’における発生軽減技術

Study the Actual Situation on Fruits-skin Damege of Medium-late Maturing Citrus, and Reduction Method of This Damege in ‘Setoka’.

著者 (1件)： 林田誠剛 (長崎県農林技術開発セ)
資料名： 長崎県農林技術開発センター研究報告  (Bulletin of the Nagasaki Agricultural & Forestry Technical Development Center)
号： 2  ページ： 129-141  発行年： 2011年03月24日 
JST資料番号： Z0543B  ISSN： 1884-8605  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 露地栽培における中晩生カンキツの果面障害について実態調査を行うとともに,‘せとか’を供試し,果面障害の軽減方法を検討した。1)中晩生カンキツのうち,近年育成され,栽培面積が増加している数品種について,果面障害である傷,褪色および日焼け発生の実態調査を行ったところ,いずれの障害も‘せとか’が最も発生度が高く,‘麗紅’も高い傾向にあった。2)‘せとか’について,着果位置別の果面障害の発生程度を比較した結果,いずれの障害も樹の上部ほど発生度が高く,また日焼けは北面に比べ,南面での発生が多かった。3)果実生育期に‘せとか’の果実に伸縮性のあるポリエステル製筒状袋をかけることにより,傷発生度はおおむね1/3に,褪色発生度は1/2から1/4に軽減された。4)‘せとか’の樹冠上部の果実を摘果し,中・下部の果実を残すことにより,傷や褪色の発生が少なくなり,また,袋かけや収穫に要する時間を短縮できた。(著者抄録)

シソーラス用語： 栽培品種 ,  *ミカン属 ,  果物 ,  果実【器官】 ,  *植物病害 ,  発生 ,  *病害防除 ,  袋 ,  摘果 ,  ミカン科
準シソーラス用語： せとか ,  ミカン類 ,  果実袋 ,  *果面障害

分類 (2件)： 果樹  (FC03042G) ,  植物の病虫害防除一般  (FC05010F)

引用文献 (21件)：

• 1) 浅田謙介, 橋本基之, 一瀬至: ビワの袋の紙質と色, 園芸学会九州支部研究発表要旨, 15, 34(1974).
• 2) 近泉惣次郎, 宮内 悟: 早生温州の日焼けに関する研究(第1報)日焼け発生の実態調査, 園芸学会発表要旨, 昭52春, 134~135(1977)
• 3) 近泉惣次郎: カンキツ類の果皮障害の発生とその防止対策, 愛媛大学農学部紀要, 52, 13~123(2007)
• 4) 橋本敏幸: 早生温州早期出荷技術に関する研究(第1報)果実被袋が果実温度及び品質に及ぼす影響, 園芸学会発表要旨, 昭57秋, 116~117(1982)
• 5) 服部吉男: ナシ果実袋の色調と防鳥効果, 農業および園芸, 58(7), 79~82(1983)

タイトルに関連する用語 (3件)： カンキツ ,  障害発生 ,  せとか