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J-GLOBAL ID：201102265122712170   整理番号：11A0802017

2009・2010年に白山で観察された雌ライチョウの行動,食性および営巣場所

著者 (5件)： 上馬康生 (石川県白山自然保護セ) ,  佐川貴久 (石川県白山自然保護セ) ,  白井伸和 (石川県地域植物研究会) ,  中村浩志 (信州大 教育) ,  宮野典夫 (市立大町山岳博物館)
資料名： 石川県白山自然保護センター研究報告  (Annual Report of the Hakusan Nature Conservation Center)
巻： 37  ページ： 41-47  発行年： 2010年12月24日 
JST資料番号： L0283A  ISSN： 0286-8660  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 1 2009年5月26日に白山で発見されたライチョウの雌1羽を,同年6月2日から2010年11月5日まで調査し,行動,食性,営巣場所について明らかにした。2 8月と10月の行動調査によると,ライチョウはハイマツ林での2~3時間の休息とその後の採食行動を繰り返していた。3 行動圏の面積は4.2haであったが,行動圏の重心から660m,1,110m離れた場所へ,少なくとも3度の移動を行っていたことが,個体の目撃と痕跡調査で明らかとなった。4 食物としてガンコウラン,コケモモなど13種の植物が明らかとなり,8月には花や若い果実を,10月には果実と葉を中心に採食していた。5 傾斜27度の斜面の樹高約40cmのハイマツ林中に営巣場所が見つかり,巣の大きさは22cm×20cmで,ハイマツの葉が大部分を占める巣材高は7cm,巣上の空間高は20cmであった。6 2年にわたり観察されたことから白山での越冬が確認でき,冬期の生息環境もあることが分かった。(著者抄録)

シソーラス用語： 火山 ,  石川県 ,  雌性 ,  *生態 ,  *摂食 ,  探索行動 ,  *生息場所 ,  植食性 ,  *営巣 ,  巣【生物】 ,  越冬 ,  生息環境 ,  研究 ,  現地調査 ,  継続時間 ,  生物移動 ,  植生 ,  野生動物 ,  *ニホンライチョウ ,  行動圏 ,  白山 ,  *キジ目 ,  *動物行動
準シソーラス用語： *キジ類 ,  休息【動物行動】 ,  行動調査

分類 (1件)： 動物生態学一般  (EE03010W)

タイトルに関連する用語 (7件)： 白山 ,  観察 ,  雌 ,  ライチョウ ,  行動 ,  食性 ,  営巣