抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2010年8月5日,チリ北部Copiapo近傍のSan Jose銅/金鉱山で主立坑が崩壊し,33人の鉱夫が624mを超える深さの地下に取り残された。幸いにも69日後の10月13日,全員が救助される成果を得た。本文ではこの間,地下にいる鉱夫たちの精神力,および地上でのあらゆる可能性を駆使した多国籍の救助活動が実を結んだことを紹介し,その経過を報告した。事故直後,大統領は直ちに国際的な呼びかけを行い,世界から掘削会社9社が呼応し,人員および機械を現場に送った。8月22日には探査の孔が鉱夫たちのいた避難場所に届き,全員の無事が確認され,生存,健康維持のためのいろいろ手段が採られることになった。また,世界各国から多方面の専門家が協力のため現地に集結した。鉱夫を救助するための救助立坑の掘削がA,BおよびCの3案行われたが,結果的にB案が完成した。このような事故発生から救助までの現地での作業状況を説明した。