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J-GLOBAL ID：201102265352837222   整理番号：11A1486564

公共交通と移動権 第4回「地域公共交通計画と移動権」

著者 (1件)： 喜多秀行 (神戸大 大学院工学研究科)
資料名： 交通工学  (Traffic Engineering)
巻： 46  号： 4  ページ： 95-100  発行年： 2011年09月01日 
JST資料番号： S0340A  ISSN： 0454-4595  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 交通の多くは派生需要であるため,地域の社会的包摂を本源需要とした移動権について,地域公共交通計画と関連づけて展望した。移動権を保障するレベルを地域社会としてどのように決めれば良いのか。筆者らが提案している「地域でつくる公共交通計画」の計画方法論に沿って,活動機会の保障とそのための負担との組合わせを住民が選択するという考え方を採る。この方法論による,サービス供給基準の策定とゾーニングの手順,移動権というより生存権として行政横断的に捉えること,居住地選択の自由と一体的に考えることについて論じた。また,モビリティとアクセシビリティの違いについても述べた。移動権についての議論の深耕を期待している。

シソーラス用語： *交通計画 ,  *社会的欲求 ,  *人権 ,  公共輸送機関 ,  地域社会 ,  方法論 ,  費用効果分析 ,  パブリックアクセプタンス ,  品質水準 ,  住居地区 ,  地域差 ,  機動性 ,  アクセシビリティ ,  分析
準シソーラス用語： サービス水準 ,  ゾーニング ,  モビリティ ,  *移動権 ,  *社会的包摂

分類 (2件)： 運輸交通・サービス一般  (TA01010L) ,  都市計画一般,都市経済学  (RD01010S)

引用文献 (14件)：

• 1) Lucas, K. (ed) ; "Transport and Social Exclusion: A Sur-vey of the Group of Seven Nations", FIA Foundation for the Automobile and Society, Summary Report, 2005
• 2) Lucas, K. ; "Providing Transport for Social Inclusion within a Framework for Environmental Justice in the UK", Transportation Research Part A, Vol. 40, No. 10, pp. 801-809, 2006
• 3) Solomon, J. and Titheridge, H. ; "Setting Accessibility Standards for Social Inclusion: Some Obstacles", 41st Annual UTSG (Universities' Transport Study Group) Con-ference, 2009
• 4) Stantchev, D. and Merat, N. ; "Equity and Accessibility, Transport Research Knowledge Centre, European Com-mission Directorate-General for Mobility and Transport", Thematic Research Summary Report, 2010
• 5) COMPASS ; "Mobility Management: Development Guide-book", Community Planning Association of Southwest Idaho State, 2009

タイトルに関連する用語 (3件)： 交通 ,  地域公共交通 ,  計画