抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
北海道網走管内においてオホーツクサーモンという名称でブランド化されているカラフトマスの放流効果を検討した。カラフトマスは他のサケ科魚類にくらべて母川回帰率が低く,また近隣河川への迷入率も高く,回帰率や迷入率には年変動が認められた。2006~2008年に網走川から標識放流したカラフトマスの迷入率は,2007年回帰群で99.5%,2008年回帰群で95.8%と大きく,回帰した標識魚の大部分が母川以外の河川に遡上したが,2009年回帰群の迷入率は47.0%と年変動が大きかった。カラフトマスの放流効果を評価するためには,母川以外の近隣河川を含めた広範囲な調査が必要であり,また回帰率や迷入率の年変動が大きいことから複数年の調査が必要であった。