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J-GLOBAL ID：201102266729589411   整理番号：11A1049625

ヒト乳房腫瘍細胞の内分泌耐性をもたらす新規癌遺伝子BCAR4の特性化

Characterization of BCAR4, a novel oncogene causing endocrine resistance in human breast cancer cells

著者 (5件)： GODINHO Marcia (Univ. Medical Center, Rotterdam, NLD) ,  MEIJER Danielle (Univ. Medical Center, Rotterdam, NLD) ,  SETYONO-HAN Buddy (Univ. Medical Center, Rotterdam, NLD) ,  DORSSERS Lambert C.J. (Univ. Medical Center, Rotterdam, NLD) ,  VAN AGTHOVEN Ton (Univ. Medical Center, Rotterdam, NLD)
資料名： Journal of Cellular Physiology  (Journal of Cellular Physiology)
巻： 226  号： 7  ページ： 1741-1749  発行年： 2011年07月 
JST資料番号： E0042B  ISSN： 0021-9541  CODEN： JCLLA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 乳房腫瘍抗エストロゲン耐性4(BCAR4)をタモキシフェン耐性に関与する遺伝子のスクリーニングおいて同定し,正常及び疾病乳房組織におけるin silico BCAR4遺伝子発現を解析し,保存同族体を探索した。それに加えて,in vivo腫瘍形成を促進するBCAR4の機能を試験し,BCAR4遺伝子発現により誘導された抗エストロゲン耐性のメカニズムにおけるエストロゲン受容体1(ESR1)の関与の可能性を研究した。BCAR4遺伝子発現により誘導されたタモキシフェン耐性はESR1機能に非依存性であったが,ESR1発現と一致した。BCAR4遺伝子発現を胎盤及び卵母細胞で見い出し,これらの組織での重要機能を示すらしい。それの限定的発現パターン及びBCAR4遺伝子発現が乳房腫瘍で見い出されるとの事実により,この新規遺伝子は乳房腫瘍治療への臨床的価値を持つらしい。これらの結果から,BCAR4遺伝子は乳房腫瘍細胞をエストロゲン非依存性/抗エストロゲン耐性表現型に形質転換する発癌能を持つ遺伝子であることを結論した。

シソーラス用語： ヒト ,  *乳房腫瘍 ,  腫瘍細胞 ,  *癌遺伝子 ,  抗エストロゲン ,  薬物耐性 ,  エストロゲン受容体 ,  遺伝子発現 ,  抗腫瘍薬 ,  生体内分布 ,  胎盤 ,  卵母細胞 ,  細胞形質転換 ,  siRNA ,  アミノ酸配列 ,  アミノ酸残基 ,  オレフィン化合物 ,  フェノールエーテル ,  第三アミン
準シソーラス用語： *BCAR4遺伝子 ,  エストロゲン受容体1

分類 (2件)： 腫ようの化学・生化学・病理学  (GE02030N) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

物質索引 (1件)： タモキシフェン

タイトルに関連する用語 (6件)： ヒト ,  乳房腫瘍 ,  細胞 ,  内分泌耐性 ,  癌遺伝子 ,  特性化