石炭労働者塵肺症患者におけるTNF-a-238G/Aおよび308G/A遺伝子多型と肺結核の関連

HONG-MIN FAN; ZHUO WANG; FU-MIN FENG; KONG-LAI ZHANG; JU-XIANG YUAN; HONG SUI; HONG-YAN QIU; LI-HUA LIU; XIAO-JUAN DENG; JING-XUE REN

文献

J-GLOBAL ID：201102268090703520 整理番号：11A1043854

石炭労働者塵肺症患者におけるTNF-a-238G/Aおよび308G/A遺伝子多型と肺結核の関連

Association of TNF-a-238G/A and 308 G/A Gene Polymorphisms with Pulmonary Tuberculosis among Patients with Coal Worker’s Pneumoconiosis

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資料名：
巻： 23 号： 2 ページ： 137-145 発行年： 2010年
JST資料番号： C2560A ISSN： 0895-3988 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：中国 (CHN) 言語：英語 (EN)

【目的】腫瘍壊死因子α(TNF-α)は,mycobacterium tuberculosis(M.Tuberculosis)感染に対する宿主の免疫反応に重要な役割を果たす可能性がある。本研究では,石炭労働者塵肺症(CWP)患者で,TNF-α遺伝子多型と肺結核(TB)の関連を調査した。【方法】肺TB合併CWPと診断された患者113例とCWPを有する非TB対照者113例で症例対照研究を行った。性別,年齢,仕事,および塵肺症の病期は一致した。すべての参加者にアンケートを用いた面接調査を行い,血液試料を収集し,インフォームドコンセントを行った上で遺伝的決定を行った。制限断片長多形のポリメラーゼ連鎖反応法(PCR-RFLP)でTNF-α遺伝子多型を測定した。カイ二乗検定またはフィッシャーの直接確率により,遺伝子型頻度のハーディ-ワインベルク平衡を評価した。個人の感受性と肺TBの関連に影響を及ぼす因子をロジスティック回帰分析で評価した。ORを併用した複合モデルで遺伝子と環境の交互作用を評価した。SASバージョン8.2ソフトウェアを用い,すべてのデータを分析した。【結果】肺TB合併CWPと非TB対照者の間で,TNF-α-308遺伝子型頻度に有意差はみられなかった(2,2=5.44,P=0.07)。しかし,これらの間でTNF-α-308A対立遺伝子頻度に違いがみられた(X2=5.14,P=0.02)。症例と対照者の間で,TNF-α-238遺伝子型と対立遺伝子の頻度に有意差はみみられず(それぞれ,P=0.23,P=0.09),TNF-α-238GGおよびTNF-α-308GG遺伝子型の組合せに比して,TNF-α遺伝子の-308遺伝子座の組合せ(GGおよびAA)ORは3.96(95%信頼区間:1.30~12.09)であった。CWP患者における肺TBリスクに対するTNF-α-238GGとTNF-α-308GA遺伝子型の多変量調整オッズ比は,1.98(95%CI:1.06~3.71)であった。・・・Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST

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分子遺伝学一般

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