抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Resonance-Free SWATH(RFS)大型高速船の運動応答を駆動finを用いた制御により極限まで低減することを目的とし,理論予測および水槽模型実験を行なった。まず,PD制御の理論においては,運動方程式にfin揚力特性,fin揚力による制御力および制御系遅れを考慮し,この運動方程式を制御block図に表現した。また,heave,pitch連成を2stepsに分けsingle loop化する2段階制御設計法を工夫した上で,PD制御されたRFS運動応答計算を論じた。一方,駆動finを備えた模型の水槽実験により理論を検証した。この結果,理論予測値と実験値はよく一致し,PD制御によりRFSの運動応答は従来船型の応答に比べ大きく低減されることが分かった。非線形VSS制御の理論にも言及した。