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J-GLOBAL ID：201102268275257330   整理番号：11A0688381

クオラムクエンチングに基づいて生物汚損を軽減するための酵素固定ナノフィルトレーション膜

Enzyme-Immobilized Nanofiltration Membrane To Mitigate Biofouling Based on Quorum Quenching

著者 (5件)： KIM Jae-Hyuk (Seoul National Univ., Seoul, KOR) ,  CHOI Dong-Chan (Seoul National Univ., Seoul, KOR) ,  YEON Kyung-Min (Seoul National Univ., Seoul, KOR) ,  KIM Sang-Ryong (Seoul National Univ., Seoul, KOR) ,  LEE Chung-Hak (Seoul National Univ., Seoul, KOR)
資料名： Environmental Science & Technology  (Environmental Science & Technology)
巻： 45  号： 4  ページ： 1601-1607  発行年： 2011年02月15日 
JST資料番号： B0839A  ISSN： 0013-936X  CODEN： ESTHA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 精密濾過膜を備えた浸漬膜バイオリアクタによる廃水処理では,膜の生物汚損抑制法として酵素クオラムクエンチング(遊離酵素の形態で,あるいはビーズに固定した形態で)が適用されている。ナノフィルトレーション(NF)プロセスでの生物汚損軽減に対してNF膜にクオラムクエンチング酵素(アシラーゼ)を直接固定する方法を検討した。フローセル試験で,クオラムクエンチング活性を有するアシラーゼを固定した膜が菌体外高分子物質(EPS)の分泌を低減して生物膜の生成を抑制することを示した。また,アシラーゼ固定膜は反応と洗浄の20回以上の反復サイクルに対して最初の酵素活性の90%以上を維持した。さらに,ラボスケールの連続クロスフローNFシステムで,アシラーゼ固定NF膜での流束は38時間運転後も初期流束の90%以上を維持したが,未処理のNF膜では生物汚損によって60%に低下することを示した。

シソーラス用語： 廃水処理 ,  生物学的水処理 ,  *生物汚損 ,  膜 ,  固定 ,  *膜分離 ,  バイオリアクタ ,  膜反応器 ,  精密濾過 ,  アミダーゼ ,  生体高分子 ,  透過流束 ,  抑制 ,  メンブレンバイオリアクタ ,  膜ファウリング ,  酵素固定化 ,  *ナノフィルトレーション【膜分離】 ,  *シグナル伝達 ,  バイオフィルム ,  *クオラムセンシング ,  菌体外高分子
準シソーラス用語： *細胞情報伝達 ,  生物膜 ,  *クオラムクエンチング ,  膜バイオリアクタ ,  菌体外高分子物質

分類 (1件)： 下水,廃水の生物学的処理  (SC03060H)

タイトルに関連する用語 (4件)： クオラムクエンチング ,  生物汚損 ,  酵素 ,  フィルトレーション膜