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J-GLOBAL ID:201102268827885803   整理番号:11A0728422

グリシルアルギニルトリプトファンラジカルカチオン類のアルギニンで促進されたα-及びπ-ラジカル移動

Arginine-Facilitated α- and π-Radical Migrations in Glycyclarginyltryptophan Radical Cations
著者 (5件):
資料名:
巻:号:ページ: 888-898  発行年: 2011年 
JST資料番号: W1856A  ISSN: 1861-4728  CODEN: CAAJBI  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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モデルトリペプチドGXW(Xはアミノ酸残基グリシン(G),アラニン(A),ロイシン(L),フェニルアラニン(F),グルタミン酸(E),ヒスチジン(H),リジン(K),またはアルギニン(R)のうちの1つ)を用いて,気相でアミノ酸残基の塩基性が奇数電子分子ペプチドラジカルカチオン類M・+のラジカル移動及び解離に及ぼす効果を調べた。低エネルギー衝突誘起解離(CID)実験から,異性体[GXW]+(N-末端α-炭素原子上に集中されるラジカル)及び[GXW]・+(インドリル環のπシステム上に集中されたラジカル)の相互交換性が残基Xのプロトン親和性の増加に際して,一般には増加することが明らかになった。Xが最も塩基性のアミノ酸であるアルギニンの時,二種類の異性体は完全に相互交換可能であり,そして,それらの初期ラジカル部位が異なる位置にもかかわらず,ほぼ同一のCIDスペクトルを生成した。非常に塩基性アルギニン残基の存在により,[GXW]+と[GXW]・+異性体間で,それらの解離に先立ちラジカル移動が容易に進行することが可能になった。密度汎関数法計算から,α-炭素中心ラジカル[GRW]+,π-中心ラジカル[GRW]・+,及びβ-炭素中心ラジカル[GRWβ]+間の異性化のエネルギー障壁(約32~34kcal mol-1)がそれらの解離エネルギー障壁に匹敵することが明らかになった。ラジカル移動期間中プロトンが非効率的に安定化された類似GGW系の状況とは対照的に,これらGRWラジカルカチオン中のアルギニン残基はしっかりとプロトンを隠蔽し,それによりラジカル移動中の化学環境の変化を最小限にする結果をもたらした。
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分類 (2件):
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ペプチド  ,  転位反応,異性化 
物質索引 (1件):
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タイトルに関連する用語 (3件):
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