文献

J-GLOBAL ID：201102268966251339   整理番号：11A1487831

東北地域北部における連続不耕起栽培が飼料用トウモロコシの収量に与える影響

Effect of Continuous No-tillage Cropping for Five Years on Corn Yield in the Northern Tohoku Region.

著者 (6件)： 平久保友美 (岩手大 大学院連合農学研究科) ,  平久保友美 (岩手県農業研究セ) ,  魚住順 (農業技術研究機構 東北農研セ) ,  川畑茂樹 (岩手県農業研究セ) ,  雑賀優 (岩手大 大学院連合農学研究科) ,  佐野宏明 (岩手大 大学院連合農学研究科)
資料名： 日本草地学会誌  (Japanese Journal of Grassland Science)
巻： 57  号： 2  ページ： 73-79  発行年： 2011年07月15日 
JST資料番号： Y0119B  ISSN： 0447-5933  CODEN： NSGIDM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 飼料用トウモロコシの不耕起栽培時の収量性を耕起栽培時の収量性と5年間比較した。播種後の出芽率は不耕起栽培でも概ね良好であったが,耕起栽培と比べるとやや低くなる傾向がみられた。生育中の土壌水分は不耕起栽培の方が有意に高く,初期生育時の草丈も不耕起栽培の方が高くなった。収穫時のトウモロコシの飼料成分は各成分とも不耕起栽培と耕起栽培と同等であったが,連続栽培5年目には不耕起栽培時の粗蛋白質含量が耕起栽培よりも少なくなった。収穫後採取した土壌の成分は交換性カルシウム含量,マグネシウム含量で不耕起栽培の方が低くなる傾向を示した。トウモロコシの収量は5年間の連続栽培を行っても耕起栽培と同等であった。以上のことにより,トウモロコシの不耕起栽培は北東北で普及が可能であると考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： 播種 ,  サイレージ ,  *トウモロコシ ,  *飼料作物 ,  作物収量 ,  発芽 ,  土壌水 ,  植物成長 ,  植物栄養素 ,  タンパク質 ,  陽イオン交換 ,  土壌成分 ,  貫入抵抗 ,  耕うん ,  連作 ,  *不耕起栽培 ,  耕起 ,  飼料成分 ,  飼料用トウモロコシ ,  粗蛋白質 ,  土壌貫入抵抗 ,  不耕起播種 ,  コーンサイレージ ,  交換性塩基 ,  粗飼料 ,  植物生理
準シソーラス用語： Zea mays ,  サイレージトウモロコシ ,  トウモロコシサイレージ ,  交換性陽イオン ,  栽培体系 ,  土壌水分

分類 (1件)： 飼料作物,草地  (FC03050J)

引用文献 (25件)：

• BLEVINS, RL. Changes in soil properties after 10 years continuous non-tilled and conventionary tilled corn. Soil Tillage Res. 1983, 3, 135-146
• BLEVINS, RL. Conservation Tillage : An ecological approach to soil management. Advance in Agronomy. 1993, 51, 33-78
• DRURY, CF. Impacts of zone tillage and red clover on corn performance and soil physical quality. Soil Sci Soc Am J. 2003, 67, 867-877
• ESTES, GO. Elemental composition of maize grown under no-till and conventional tillage. Agron J. 1972, 64, 733-735
• GEBHARDT, MR. Soybean culture effects on compaction of a claypan soil. Trans ASAE. 1986, 29, 415-420

タイトルに関連する用語 (4件)： 地域 ,  不耕起栽培 ,  飼料用トウモロコシ ,  収量