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J-GLOBAL ID:201102269022607668   整理番号:11A0125430

白色腐敗菌類によるスギ木の前処理とバイオエタノール生産のためのエタノール分解

Pretreatment of Japanese cedar wood by white rot fungi and ethanolysis for bioethanol production
著者 (6件):
資料名:
巻: 35  号:ページ: 320-324  発行年: 2011年01月 
JST資料番号: W0467A  ISSN: 0961-9534  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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スギ(Cryptomeria japonica)は日本の人工林の約60%を占めて,森林の間伐への高まる需要がある。しかしながら,軟質木材は酵素的糖化のための水熱的や熱化学前処理に最も手に負えない樹種の1つである。今回の報文では,手に負えない軟質木材に適用可能な環境に優しい前処理システムを開発するために,加溶媒分解と白色腐敗菌類による発酵を結合した前処理を利用した。軟質木材の手に負えなさのため,エタノール分解パルプからの酵素的糖化収率は,ホロセルロースの重さに基づいて10.2%であった。糖の収量を増加させるために,エタノール分解の前に選択した白色腐敗菌類により軟質木材を処理した。バイオパルプ化菌Ceriporiopsis subvermispora FP-90031と新しい分離菌Phellinus sp.SKM2102による8w間にわたる軟質木材の処理によって,糖の収量はそれぞれ35.7%と40.8%まで増加した。Phellinus株SKM2102による菌類処理の後のエタノール分解により,溶解性成分を含む総合的な糖収量に関する最良の前処理条件が得られ,菌類前処理したバイオマスの100g当り42.2gの総還元糖の生産をもたらす。組合せ前処理の後に,Saccharomyces cerevisiaeを使用することで,非水溶性パルプ画分の同時の糖化-発酵を行った。非腐食のスギ木からのエタノール生産は無視できるほどであったが,これら2菌類による前処理は,エタノール分解と組み合わせて,エタノールの生産を大きく増加させた。加溶媒分解とPhellinus株SKM2102による結合した前処理は,手に負えない軟質木材のバイオ製油所にとって魅力的である。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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木材化学  ,  生物燃料及び廃棄物燃料  ,  微生物代謝産物の生産 
物質索引 (1件):
物質索引
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