抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
月刊建築仕上技術の液状化ウレタン技術の連載の9回目の記事である。第2章の「立役者としてのPI」のうち,1.「立役者登場」C.「NCO-PPづくり」のd)「MWコントロール」とe)「アダクト化の利害損失」2.「安定性と反応性」のA.「安定性の仕組み」とB.「反応の仕組み」の4つの項目について述べている。d)「MWコントロール」では,液状材料原料としてのNCO-PPの粘度コントロールが重要であり,これは「MWコントロール」に他ならない。これには「POのMWアップ」と「付加反応の繰返」がある。ここで問題になるのは「ゲル化」でMWを大きくして粘性を上げると固体となり,アダクトとしての価値が失われる。「アダクト化の利害損失」では,メリットとしてPIの毒気消し,DIの超2-F化,粘度のアップがあり,デメリットとしてNCO-基の破損あること示しており,アダクト化するのは,「取り扱いの安全性」に主な理由がある。「安定性の仕組み」ではNCO-基がσ-結合とπ-結合の二重結合で不安定であるが,NCO-基の共鳴により安定化していると言われている。「反応の仕組み」では,パートナーとされているHO-基の電子供与性のO-原子NCO-基の電子吸引性のC原子をアタックし,同時に電子吸引性の活性水素(H)は電子供与性のN-原子と通じ合い,付加反応が進められ,ウレタン結合の誕生となると説明している。