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J-GLOBAL ID：201102269225149975   整理番号：11A0136693

無方向性電磁鋼板における塑性変形による磁気特性劣化

Magnetic Properties Deterioration Due to Plastic Deformation in Non-oriented Electrical Steel Sheets

著者 (2件)： 開道力 (北九州工高専) ,  新井聡 (新日本製鐵)
資料名： 電気学会マグネティックス研究会資料  (電気学会研究会資料)
巻： MAG-10  号： 185-191  ページ： 5-10  発行年： 2010年12月09日 
JST資料番号： Z0924A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 無方向性電磁鋼板の磁気特性に及ぼす冷間圧延による塑性変形の影響に関する調査結果を紹介した。塑性変形による磁気特性劣化は,塑性変形率が0.1%以下でも大きいが,塑性変形をさらに大きくしても劣化率はさほど大きくならず,飽和傾向が見られた。冷間圧延による誘導磁気異方性は生じるが,劣化量に比べると小さかった。塑性変形が小さいときは,渦電流損の増加現象が見られた。塑性変形による劣化量の飽和量は結晶粒径と関係が見られ,塑性変形での劣化は主に結晶粒界近傍で起こっていると考えられる。結晶粒界近傍以外の結晶粒内での劣化は大きくなかった。

シソーラス用語： *鋼板 ,  *ケイ素鋼 ,  塑性変形 ,  劣化 ,  磁気的性質 ,  冷間圧延 ,  *冷延鋼板 ,  磁気異方性 ,  渦電流損 ,  結晶粒径 ,  結晶粒界 ,  磁損
準シソーラス用語： *無方向性電磁鋼板 ,  応力依存性

分類 (1件)： 磁性材料  (NA04040H)

引用文献 (7件)：

• IEEJ Technical Report No.1063(2006)pp3-79. 電気学会技術報告第1063号 (2006) pp. 3-79.
• C.Kaido: Magune/Magnetics Jpn., Vol.4, No.6(2009)pp. 300-306. 開道: まぐね, Vol.4, No.6 (日本磁気学会2009) pp. 300-306.
• C.Kaido, H.Mogi, M.Fujikura, J. Yamasaki: IEEJ Tranactions on Fundamentals and Materials, Vol.128-A, No.8, pp. 545-550(2008).
• Japanese industrial standard JIS C 2552 ₂₀₀₀. 日本工業規格JIS C 2552 ₂₀₀₀.
• C.Kaido,T.Wakisalca: J. Magn.Soc. Japan, Vol.23, No.4-2(1999) pp. 1565-1568. 開道, 脇坂: 日本応用磁気学会誌Vol.23, No.4-2(1999)pp1565-1568.

タイトルに関連する用語 (4件)： 無方向性電磁鋼板 ,  塑性変形 ,  磁気 ,  特性劣化