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J-GLOBAL ID:201102269496410806   整理番号:11A0506459

焼結における結晶粒粗大化:固体-細孔系における結晶粒形状分布,粒径分布,結晶粒成長動力学

Coarsening in Sintering: Grain Shape Distribution, Grain Size Distribution, and Grain Growth Kinetics in Solid-Pore Systems
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巻: 35  号:ページ: 263-305  発行年: 2010年10月 
JST資料番号: A0248B  ISSN: 1040-8436  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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焼結は,微細な結晶粒子を充填し,粒子を結晶粒子間結合を成長させるのに十分な温度まで加熱したときに起きる。また,焼結においては,結晶粉末が緊密になり密度が大きくなって収縮し,結果的に物質の強度が増加するので,物質材料の応用において良く用いられる熱処理の1つである。本レビューにおいては,この焼結における結晶粒の粗大化機構について,ミクロ構造の発展を反映するように改変した古典的な結晶粒成長動力学を確立し,それに基づいて結晶粒の成長過程を詳しく調べた。結晶粒の成長などのようなミクロ構造の発展を伴う結晶粒の粗大化は焼結において最もよく見られる現象であるが,密度が増すのにともなって細孔の成長も同時に起こる。本論文では,著者らが開発した結晶粒成長動力学モデルを用いて,細孔があることによる結晶粒の被覆率変化,液体膜,第2相の存在,およびこの相の存在によって変化した結晶粒界の移動度などを考慮し,細孔,液相,分散粒子,また第2相の存在がいかに焼結時のミクロ構造の粗大化を決定するか説明することができた。焼結を誘起する条件は,物質,物質の融解温度,粒子サイズなどに依存することを示した。焼結の際,結晶粒の構造は形状分布や粒径分布の両分布において自己相似な特徴を持つように収束することが分かった。これらの各界面を通した質量輸送速度は温度によって異なり,また,組成にも依存する。それゆえ,焼結の際の結晶粒粗大化速度は一定ではなく,ミクロ構造の発達とともに変化する。
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分類 (1件):
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結晶成長一般 

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