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J-GLOBAL ID：201102269700151548   整理番号：11A0691509

熱流体の非定常現象 過給機ラジアルタービンの非定常現象の技術動向

著者 (1件)： 山方章弘 (IHI 車両過給機セクター 技術統括セ)
資料名： 日本ガスタービン学会誌  (Journal of the Gas Turbine Society of Japan)
巻： 39  号： 2  ページ： 98-105  発行年： 2011年03月20日 
JST資料番号： X0134A  ISSN： 0387-4168  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 車両過給機用ラジアルタービンで発生する様々な時間スケールでの過渡/非定常現象と,引き起こされるLCF,HCF,脈動流などの技術課題に対する研究動向について述べた。最新のガソリンエンジンでは,排ガス温度は1000°C以上となり,エンジン下流に配置される過給機タービンでは,熱疲労破損の回避が求められる。LCFを評価するには加速/減速時のタービンメタル温度の変化を見積る必要がある。また,気筒数減と低速重視により,エンジンからの排気エネルギーの供給がより間欠的となり,エンジンの脈動圧を最大限に生かすタービン設計が必要になる。一方,ディーゼルエンジンは,熱効率が高く,燃費に優れており,可変ノズルタービンは低燃費・高出力な過給ディーゼルエンジンには欠かせないデバイスである。翼共振によるインペラーのHCFは致命的な損傷に繋がるので,重要かつ不可避な問題となった。

シソーラス用語： *排気タービン過給機 ,  *ラジアルタービン ,  状態 ,  過渡現象 ,  脈動流 ,  破損 ,  エネルギー ,  設計 ,  ディーゼル機関 ,  ノズル ,  羽根車 ,  技術動向 ,  低サイクル疲労 ,  高サイクル疲労 ,  ガソリンエンジン ,  *空気系機器 ,  疲れ ,  火花点火機関
準シソーラス用語： 低サイクル疲れ ,  高サイクル疲れ ,  ガソリン機関 ,  熱疲れ ,  メタル温度 ,  可変ノズル ,  排気エネルギー ,  非定常現象

分類 (1件)： 内燃機関一般  (PB02010R)

引用文献 (9件)：

• HEUER, T. Thermomechanical analysis of a turbocharger based on conjugate heat transfer. 2005
• 岩佐能孝. 車両用過給機タービンハウジングの熱応力予測技術の開発. 第63回ターボ機械協会総会講演会, 2010. 2010
• 伊藤康太郎. エキマニ一体ターボチャージャのハウジング熱応力解析. 第38回日本ガスタービン学会定期講演会 (徳島), 2010. 2010
• BAINES, N. C. Turbocharger turbine pulse flow performance and modeling-25 years on. 9th International Conference on Turbochargers and Turbocharging, IMechE, 2010. 2010
• IWASAKI, M. Comparison of turbocharger performance between steady flow and pulsating flow on engines. 1994

タイトルに関連する用語 (6件)： 熱流体 ,  非定常 ,  現象 ,  過給機 ,  ラジアルタービン ,  技術動向